ハーレクイン・シリーズ
海兵隊大尉としてアフガニスタンに派遣されていたジョーは、帰国するとすぐに元恋人ケイトを訪ねた――彼女との間に生まれた息子に初めて対面するためだ。僕にも父親としてできることがあるはずだ。だが、その前に乗り越えなければならない問題がある……。突然訪ねてきた人物をひと目見て、ケイトは驚愕した。なぜ今になってジョーが現れたの? 一方的に別れを告げて去り、私の妊娠を知らせる手紙には返事すらくれなかったのに。息子の父親になりたいという彼の主張はもっともだ。けれど、彼の真意は何か別のところにあるのではないかしら? (デジタル版先行配信)
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- 頁数
- 224頁 / 新書判
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- 発行日
- 2011年06月20日
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- 著者
- テレサ・サウスウィック
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- 訳者
- 永幡みちこ
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- 定価
- 755円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2011年06月09日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-82707-4
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- 書籍番号
- HL-7
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- ミニシリーズ
- 男たちのER
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モニター
それなりの理由があった別れや、連絡がつかなかった理由。それだけではなく、兄弟との絆。家族を思いやる気持ち。一歩を踏み出す勇気、そんなたくさんの話が詰まった1冊でした。ハーレクインがよいのはいつもハッピーエンドで終わるところ! 就寝前の読書に最適です。
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モニター
分厚く、読み応えのある作品でした。ヒロインはヒーローの子をア彼が従軍する前から宿していた強くて優しいシングルマザー。二人は想い合っているのになかなか心を開けませんでしたが、“子はかすがい”といった展開に。そしてラストのヒーローの戦争体験談には胸が詰まりました。地に足の着いた現実感のあるロマンス小説だと思います。
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モニター
ジョーがなぜ一方的に別れを告げて去って行ったのか、妊娠したケイトの手紙に返事をくれなかったのかという理由が分かっても二人の間には大きな問題が立ちはだかっていました。後半になって様々な出来事が起こり、二人を取り巻く状況が激変するので、最後までハラハラして目が離せません。ジョーを愛しているからこそ問題に立ち向かっていったケイトの強さに好感をもちました。初めて読む作家さんでしたが、ヒーローやヒロインの心情が丁寧に描かれていて、うまいなあと思いました。
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モニター
“ヒーロー”という言葉を聞くと色々なイメージが浮かびますが、この物語に出てくるジョーもヒロインのケイトにとってかけがえのないヒーローだと思いました。ジョーが過去の辛い体験からとってしまう態度に戸惑いつつも、育児を通じ互いに愛を深めていく姿が印象的で、二人を応援したくなる作品です。思いやりの愛に溢れた作品だと思いました。
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モニター
別れたヒロインから子供ができたと手紙をもらったヒーローが戦地から帰還し、親子に会いに行った時には既に出産後数カ月が経っていました。子育てしながら看護師として自立した生活をしているヒロインは自身の母との経験などからなかなかヒーローを信じる事ができません。幸せを求め困難を乗り越えようとするヒーローも、兄との確執や戦地での過去が邪魔をします。そんな二人の会話や心情が丁寧に書かれている作品です。
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モニター
ヒロインのケイトは過去に捨てられた経験から、同じことがまたおきる事を恐れ、ヒーローは悪夢からなかなか逃れられず、ヒロインを近づかせない。そんな二人にじれったさを感じつつ、どうなるのかハラハラして、一気に読んでしまいました。
カリフォルニアで夫とともに暮らしている。少女のころから読書が大好きだった。フルタイムの作家になるという夢が実現し、無上の喜びを感じている。お気に入りは、ジャスミンの香り、浜辺の散歩、屋根に当たる雨の音、そして何よりもハッピーエンドだという。