ハーレクイン・シリーズ
親友の結婚式でブライズメイドを務めたタミーは、パートナーとして組んだ花婿の付添人フレッチャーに魅了された。彼は天才的頭脳で事業を成功に導き、巨万の富を築いた億万長者。しかも親友が言うには、傲慢なプレイボーイだという。実際、タミーに向けられた彼のまなざしはとても情熱的で、思わずその暗黙の誘いに応えたくなるほどだった。けれど、彼が求めているのが一夜限りの関係なのは明らかだ。その唇から愛の告白や約束の言葉がこぼれることはないだろう。だからタミーは愚かな夢は捨て、きっぱりと彼をはねつけた。まさか二人目の親友の結婚式にも彼が現れるとは思いもせずに。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2011年06月05日
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- 著者
- エマ・ダーシー
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- 訳者
- 高木晶子
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- 定価
- 723円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2011年05月19日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-12619-1
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- 書籍番号
- R-2619
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モニター
天才、傲慢、億万長者のフレッチャーの考え方や行動に不安を募らせ反発するタミーですが、予想外の妊娠を機に二人は赤ちゃんのために寄り添おうと努力します。そこには天才ならではの苦悩があり…オーストラリアの景色が目に浮かぶようで、ブライズメイドになるような女友達の友情って素敵だし、結婚=寄り添う努力だなぁと思いました。
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モニター
親友の結婚式のブライズメイドと花婿の付添人、タミーとフレッチャーとの出会いは、とても一般的と言える出会いですが、二人の恋の展開の早さとアップテンポな会話の軽快さは、さすがエマ・ダーシー。フレッチャーの傲慢さとは裏腹にタミーを愛さずにはいられない切ないほどの気持ちに感動しました。さて、最後の六人目の花嫁とは? こちらも見逃せません。
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モニター
6人とは、このお話はカップルが一杯?!と思われたら作者の思う壺。6番目のタミーの愛のお話です。ブライズメイドを次々につとめ、さまざまな愛の形を理解しながら、ただひとつの愛を求めるタミーにドキドキハラハラ。出会いから、結婚式までの長いスパンも読みどころです。着実に愛とお互いへの理解を深めていく様子に心打たれます!
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モニター
今年最高のストーリーでした。凛とした強さと温かい心を持つヒロイン、タマリン。彼女に私も惚れてしまいました。神童として生まれ育ち、周りに壁を築くヒーロー、フレッチャー。序盤、二人の軽快な舌戦は爽快でした。そして、キーとなるヒロインと五人の友情。最後にある、ヒーローからの溢れ出る心からの言葉。私も思わず胸が熱くなってしまい、涙が出てきてしまいました。すでに何度も読み返しています。本当に、出会えてよかったです。
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モニター
とうとうDSソフトの作品に巡り合ってしまった!!と落胆しつつも久々に読むが、詳細はすっかり忘れており(笑)、大好きなエマ・ダーシー作品にまたもやハマってしまった。これほど結婚式にスポットライトを当てている作品はないと思うし、ブライズメイドや式後のダンスパーティには日本人として憧れてしまう。でも妊娠→結婚の罠は許さないぞ!という傲慢ヒーローほど、妊娠を告げられたら捕獲モードになり、結婚へとまっしぐらになるのはなぜかしら!?
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モニター
結婚式での出会いから始まるロマンスがステキです。傲慢なフレッチャーと振り回されるタミー、天才ゆえに本当は孤独で傷つきやすいフレッチャーと、もう一歩が踏み出せず素直になれないタミー。不器用な二人にやきもきさせられます。六人の親友同士がそれぞれにステキなパートナーを得て友情の輪が広がっていく様もとてもいいですね。心温まる作品です。
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モニター
プレイボーイで億万長者というありがちなヒーローなわけですが、このような彼は真実の愛に目覚めると強い?ちょっと弱気な心が見え隠れすることが多いヒロインとの組み合わせにじれったくなりつつ、応援しながらあっという間に読んでしまいました。ブライズメイドと付添人として出会った2人、きっかけが結婚式であり、ストーリー展開の背景に結婚式があり、結婚にまつわる様々なエピソード、友達の話がストーリーのハッピーな要素を盛り立てていて幸せあふれる話で読後感もとてもよかったです。
フランス語と英語の教師、コンピューター・プログラマーを経験したのち、ロマンス小説の作家に転身。人と接するのが好きというだけあって、人物描写に特に優れており、登場人物それぞれを生き生きと魅力的に描いている。豪ニューサウスウェールズ在住。