ハーレクイン・シリーズ
父が賭博に負けて家財産をすべて失ったうえに馬車に轢かれ、亡くなって四カ月。インディアの一家を没落させた張本人のアイシャム卿が、姉妹のどちらかと結婚したいと言ってきた。どちらが花嫁になるか、明日までに決めてもらいたい、と。妹のレティには将来を約束した相手がいる。インディアは家族の窮状を救うために心を決めた。この結婚に皆の幸せがかかっているのだ。でも、アイシャム卿はどこまでも尊大で、不埒な男。これがわたしの運命ならば、あまりに悲しい……。
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- 頁数
- 224頁 / 新書判
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- 発行日
- 2011年06月05日
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- 著者
- メグ・アレクサンダー
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- 訳者
- 江田さだえ
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- 定価
- 681円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2011年05月19日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-33117-5
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- 書籍番号
- PHS-17 (初版HSS-3)
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モニター
第一印象が悪いと良い印象になるには、並大抵のものではない。自分の事を分析し、間違いを間違いと認めることができる主人公。今回は精神的にこんな恋愛をしなくてはと、考えさせられるものでした。
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モニター
アイシャム卿の求婚の仕方に憤慨しながらも、妹を守り、母親のために結婚を承諾するインディア。インディアの正義感があふれる行動のために、冷や冷やする事ばかり。アイシャム卿の求婚の意味は…。インディアの決して泣き言ばかりいう事もなく行動力の強さと、それを見守るアイシャム卿の態度。英国貴族の爵位などの順位は分かりづらいけど、一気に読めてしまうほどのめりこみやすい作品でした。
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モニター
公爵からの突然の求婚、地位も名誉も権力もある素敵な男性。普通の娘なら大喜びしそうなのに、ヒロインは普通じゃなかった。恋愛はケンカ腰からスタートし、王道の展開だけど、農民の暴動、女性や子供の人権問題、きな臭い背景の中ヒロインの事をとても大事にしてくれるヒーローにほのぼの。だけどヒロインの母親がとにかくウザイ! 読みながら、ヒロインよく我慢してるよな~と尊敬。これが姑じゃなくてよかったと変なところで安心した。
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モニター
イギリスが舞台の話で主人公が家族を救うために結婚を迫られます。惹かれながらもそれを認められない主人公にもどかしさを感じますが、サスペンスもあり、とてもよかったです。
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モニター
男女の愛だけでなく、家族愛、兄弟愛が溢れていて、改めて自分の家族・兄弟に対する愛を考えさせられました。最後はまさかの展開で本当に驚きましたが、とても感動しました。最初から最後まで愛に溢れていて良かったです。
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モニター
読み始めてすぐ文字が景色に変わり、ヒロインが私の中に入ってきた。混乱の時代の貧困、弱者への仕打ちに痛ましさがこみ上げてきました。それでもヒーローとヒロインのユーモアに溢れた会話に心和まされ、読み終わってほのぼのとしました。
イングランド北西部ランカシャー生まれ。プロの料理人、会議場のアシスタント・ディレクターなど様々な職業を経験したあと、無類の読書好きが高じて小説を書くようになった。趣味はガーデニングと料理と旅行で、猫が大好き。ケント州在住。