ハーレクイン・シリーズ
タヒール・アル・ラミズは十一年前、その破天荒な性質から、父王と衝突して国を追放された。その後、彼はギャンブラーとして世界を渡り歩き、最近では投資家として名を馳せている。いま彼は自らヘリコプターを操縦し、クセイ王国へ向かっていた。もう二度と戻るつもりはなかったが、父の死と兄カリーフの戴冠の知らせを受けて、ついに戻る決心をしたのだ。ところが低空飛行中、ヘリは運悪く砂嵐に巻きこまれてしまった。このままでは墜落する! タヒールがそう思った瞬間、目の前が暗くなり、彼は意識を失った。気がつくと、タヒールは見なれぬ美女に手厚く看護されていた。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2011年05月20日
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- 著者
- アニー・ウエスト
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- 訳者
- 遠藤靖子
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- 定価
- 723円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2011年05月07日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-12618-4
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- 書籍番号
- R-2618
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- ミニシリーズ
- シークの憂い
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モニター
シリーズラストを飾るにふさわしい情熱的でロマンティックなお話です。3兄弟の末弟ヒーローが兄の戴冠式に出席するつもりで旅立った中での事故、ヒロインとの出会い。星空の下で見え隠れする二人の思い。後半は宮殿に舞台を移してしっかりと王としての務めを果たしているヒーローの姿もりりしくて素敵です。ハーレクインで地震がでてきたのは初めてではないかしら? 今の日本にあまりにもタイムリーでドキっとしました。願わくば最後にお兄さんたちのその後も描いてほしかったです。
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モニター
幼い頃の悲しい記憶を背負ったまま、投資家として世界を股にかけて飛び回るタヒール。身内を失い孤独と戦いながらも、自立していて自分というものをしっかりと持っているアナリーサ。真面目な彼女は、彼の噂や異性に関する慣れた態度に不安を覚えながらも、互いの心の隙間を埋めるように、激しく互いを求め合う姿が見事に描かれていて、最後まで一気に読破しました!
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モニター
砂漠の地平線に突如現れた鮮やかなブルーの瞳を持つ魅力的なタキシード姿の男性。異変を感じ、かけ寄ったアナリーサの足下に彼は力尽きた様に倒れた。こんな運命的な出会いがあったら、誰もが恋に落ちてしまうのでは? 長年の母との誤解、お互いのわだかまりも解け、ステキなハッピーエンドについ笑みがもれました。
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モニター
広大な砂漠で念願の彗星を一緒に見つめたその人と、運命的な愛を交わしたと思っていたのに、そのあとのあまりにも冷たい仕打ち…。ピュアなヒロインに感情移入しましたが、それよりも運命の相手をなかなか許せなかったのですが、その理由を知り安心。まさに「ツンデレ」のヒーローにやられました…。愛を交わすシーンはちょっと恥ずかしかったです。
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モニター
人生のむなしさを感じていたタヒールが、本当の愛に目覚めていく過程は必見です。本当の恋愛を知った時のアナリーサは本当にうらやましい限りです! やっぱりハッピーエンドはいいですね。
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モニター
いまだかって一度も目にしたことのない砂漠。東京の夜空しか知らない私には想像のつかない世界だけれど、人生を変えるような星空が見えるのだろうと思います。その砂漠での出会いがアナリーサの人生を大きく変えていきますが、どんな状況であれ自分の軸がぶれることのない彼女の前向きな生き方がとても素敵です。読んだ私も心から幸せな気持ちになれる作品でした。
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モニター
タイトルが壮大さをうかがわせてワクワクしました。情熱的な出会いから、ヒロインの精神の強さ、ヒーローの見かけや言動とは違う愛に臆病な部分。もっと気持ちを出して!と、もどかしく思う部分もありました。ヒーローの愛の告白場面では、やっと気持ちを話してくれたー!と一安心。強い国になること間違いなし。二人の愛の結晶の姿も気になるところでした。
家族全員が本好きの家庭に生まれ育つ。家族はまた、彼女に旅の楽しさも教えてくれたが、旅行のときも本を忘れずに持参する少女だった。現在は彼女自身のヒーローである夫と二人の子とともにオーストラリア東部、シドニーの北に広がる景勝地、マッコーリー湖畔に暮らす。