ハーレクイン・シリーズ
リリーは地中海の小国モンテビアンコの留置場で震えていた。本当はこんな国になんて足を踏み入れたくなかった……。仕事でやむなく来ただけで、滞在もわずか二日の予定だったのに、街で買った土産物に盗品があったせいで出国できなかったのだ。でもまさか、ここで彼と出くわすことはないわよね?そんな彼女の心配が現実となった。目の前に男性が現れたのだ。ニコ・カヴェリ! かつて夢のような一夜をともにした男性――そして彼はあろうことか、この国の皇太子でもある。「これはどういうことだ! この子は誰なんだ?」問いつめるニコの手には、彼とそっくりな男の子の写真があった。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2011年05月20日
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- 著者
- リン・レイ・ハリス
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- 訳者
- 大谷真理子
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- 定価
- 723円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2011年05月07日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-12615-3
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- 書籍番号
- R-2615
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モニター
読み始めたら止まらない、展開の早さに目が離せない。読み返せば多少無理な設定があるとは思うのですが、そんなことが全く気にならないスピード感でした。ニコとリリーの性格が最初にわかって、それがぶれない分、安心して物語に没頭できました。最近のヘタレな草食系男子にあきあきしていたら刺激的な読書タイムになること請け合いです!
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モニター
ロイヤルロマンスのシークレットベビーものです。最初は、流されやすい性格が感じられてなかなかヒロインに共感できなかったのですが、後半には我が子を愛し守ろうとする気持ちが伝わってきました。ヒーローも最初は傲慢で嫌だな…と思っていたのですが、ヒロインと我が子に対する愛情を自覚してからは素敵でした。
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モニター
この本を読んだのは折しもロイヤルウエディングで世の中が盛り上がっている時でした。出会った時とは180度態度が違うヒーロー。戸惑うヒロイン。定番の話ですが、物語にのめり込んでしまいました。実際はこんなことはないのかな~と思いつつ、異国の王室に思いを馳せました。
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モニター
お話の設定としては、よくある設定ですが、ヒーローのニコがとっても素敵! はじめはやっぱり傲慢な、思い通りに操ろうとする、いつものヒーロー。でも実はすごく愛が深くて、大切な人を守り抜く勇気ある男の人。不器用ゆえに、リリーと最後までこじれてしまいますが、二人の宝物がなんとも可愛らしく、最後の1ページまで楽しく読むことができるお話でした!!
祖母がガレージセールで買ってきたハーレクインのロマンス小説を初めて読み、将来はシークかプリンスと絶対に結婚すると心に誓う。その後軍人と結婚。クレムリンを訪問したり、地球の反対側にある火山を探索するといった世界中を飛び回る生活を送ることになる。有望なロマンス小説に贈られるアメリカ・ゴールデン・ハート賞で二〇〇八年度、最終選考まで残った。