ハーレクイン・シリーズ
バルフォア家の娘として何不自由なく暮らすカットは、大富豪の父から、地中海をクルーザーで旅したらどうかと言われた。喜んで提案を受け入れ、カットは豪華な船に乗りこんだ。ところが彼女を待っていたのは客としての待遇どころか、従業員用の小さな船室と、乗組員の食事の世話や掃除という労働。しかも船のオーナーは、昨年の慈善舞踏会の夜に出会い、親しくなりたいと願った彼女を軽蔑とともに拒絶した男性――スペインの実業家で元闘牛士のカルロス・ゲレロだった!そのうえこの旅は、娘の自立を願う父のさしがねだという。カルロスにこき使われ、再び屈辱を味わわされるなんて……。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2011年05月05日
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- 著者
- シャロン・ケンドリック
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- 訳者
- 漆原麗
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- 定価
- 723円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2011年04月20日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-12611-5
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- 書籍番号
- R-2611
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- ミニシリーズ
- 愛に戸惑う娘たち
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モニター
心の奥深くに、それぞれ傷を持っているヒーローとヒロインが、地中海をクルージングしていく中で、ぶつかりあったり、歩み寄ったり…二人の心の戸惑いが丁寧に描かれていて、夢中で最後まで読みました。最後には、幸せな気分になりました。
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モニター
地中海、豪華クルーザーという素敵なシチュエーションでありながら、いきなりヒロインの試練の日々が始まり、驚きのスタートでした。甘やかされて育ったお嬢様ヒロインが、そんな状況の中で心を入れ替えて頑張っていく姿が健気で可愛らしかったです。
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モニター
名家のお嬢様と実業家で元闘牛士との恋。最悪な出会いから始まった二人の関係。噂や見た目でお互いが相手をよく知らないくせにこんな人だと決めつけるから、さらに悪化。二人ともプライドが高くて素直になれずに本当の恋人にはなかなかなれない。最初はテンポよく読めるが後半は一気に進んでいく。ライバルもほぼいないので安心して読むことが出来た。
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モニター
典型的な金持ちのお嬢様のヒロインがある日厳格な父の甘い誘いに乗り、そこで一番会いたくないヒーローと再会。種類は違えど深い心の傷を持つ二人は、激しくぶつかり合い惹かれあっていく。翻訳がすばらしく、躍動感に溢れていて、最初から最後までヒロインになりきって楽しめました。ハーレクインらしい愛し合う場面も勿論、ロマンティックな描写でステキでした。
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モニター
ヒーローとヒロインそれぞれに大きなトラウマがあり、二人が惹かれあいながらもトラウマから抜け出せずに苦しみ、傷つけ合いながらも最後には二人ともトラウマを克服し、相手を心から理解できるようになった姿に感動しました。
ウエストロンドン生まれ。写真家、看護師、オーストラリアの砂漠での救急車の運転手、改装した二階建てバスで料理をしながらのヨーロッパ巡りなど、多くの職業を経験する。それでも、作家がこれまでで最高の職業だと語る。医師の夫をモデルにすることもある小説のヒーロー作りの合間に、料理や読書、観劇、アメリカのウエストコースト・ミュージック、娘や息子との会話を楽しんでいる。