ハーレクイン・シリーズ
妹の婚約お祝い会に出席したエミリーは、ばつの悪い時間を必死にやり過ごしていた。妹の結婚相手が、よりによって自分を棄てた恋人だなんて。どんなに冷静を装っても、心は屈辱に打ちのめされていた。と、そのとき、携帯電話が鳴った。新しい顧客で友人になったばかりのミスター・タリムだ!応答したエミリーの口から、思いがけず大胆な言葉が飛び出した。二十分後、エキゾチックで精悍な紳士の登場に、場内はざわめいた。エミリーはすぐさま彼の前まで行くと、その唇にキスをした。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2011年05月05日
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- 著者
- ジャッキー・ブラウン
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- 訳者
- 逢坂かおる
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- 定価
- 723円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2011年04月12日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-22165-0
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- 書籍番号
- I-2165
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モニター
ハッピーエンドとわかっていながら、ドキドキしながら読みました。日本以外の国の女性の将来の夢や考え方がわかり、不安なのは自分だけではないと。自分から一歩踏み出していかないと、恋は始まらないし、後悔もできないことがわかりました。
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モニター
『恋人は王子様』--なんて心躍るタイトルでしょう♪ エミリーは自立した女性で共感が持てます。元恋人と妹の婚約に傷つきながらも、自分の夢を求めていく強さにマダニは惹かれていきます。マダニも王子としての心の葛藤があり、二人に大きな障害が…。愛は特別じゃなく、相手を想う気持ちの強さが“本当の愛”を生むんですね。あっという間に読んでしまいました。
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モニター
普段から傲慢な肉食系のシーク物を読み漁っているが、このヒーロー・マダニは異色だ。親が決めた、恋しても愛してもいない許婚と結婚するしかないと一途に思い込む、古風で真摯で優しい性格。ヒロイン・エミリーは自立心旺盛で、レストラン開業の夢を持つシェフ。“妹に恋人を奪われた哀れな仕事中毒のハイミス(28歳と半年なのに)”と身内には思われ、居心地が悪い。その頃の焦燥感を思い出し、エミリーにとてもシンパシーを感じて切なくなった。
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モニター
砂漠の国、中東のシークとの恋は本当にステキですね。まさに夢のようなという表現がぴったりです。恋人を妹に奪われて、それを祝福しなければならない…辛かったと思います。傷心のエミリー、支えるマダニ、めばえる恋心、読みごたえ充分です。またおいしそうな料理が彩りを添えてくれていてとてもステキです。
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モニター
裏表紙を読んで素敵な物語だと思いすぐ読み始めました。期待を裏切られる事なく一気に読み上げてしまいました。
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モニター
自立した女性であるエミリーは、仕事は順調でも、私生活ではどん底です。妹に裏切られても祝福せねばならず、女としての幸せとは遠い状況でした。そんな中で現れる運命の男性、マダニ。彼も敷かれたレールとはいえ世界で活躍する、デキる男。しかし、エミリーと出会い、人生に必要なものに気づかされる。読み終えてみると、肩書きや地位なんて何も意味はなく、人生の伴侶・運命の人は心が決めてくれるものなんだなぁと。高慢&勘違い妹には、最後、一矢報いる結末で、スッキリでした!
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モニター
自立した女性エミリーが人生で夢を実現しつつあるとき、女性としての幸せを捨てようとしていた。そんな時出会うのが、砂漠の王子様。その異国の男性は、彼女自身と向き合って理解してくれる。恋におちないわけがない。シークならではの威厳も持ちつつ、エミリーに惹かれていきながら、自分も人生に必要で大事なものに気づいていく。丁寧ながら、好意を感じ合っている二人の会話や、なんとかしてこの関係を維持したいと悪あがきするシークの態度に女心をくすぐられました。素敵な物語でした。
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モニター
シンプルかつストレートなハッピーエンドを予感させる幸せあふれるタイトルで読み手の興味をそそらせるなあと大いに期待しながら読みはじめました。砂漠の王子様との出会いからはじまるラブストーリー、とても素敵で、ヒロインがうらやましくなりました(笑)元カレを妹に奪われて傷心していたヒロインが見つけた新しい愛を応援しながら読みました。
ミシガン・セントラル大学でジャーナリズムの修士課程を修了したのち、雑誌社や新聞社で活躍。一九九一年にはフリント・ジャーナル紙で初の女性ライターとして注目を集めた。在職中も小説を書き続け、二〇〇二年ついにRITA賞のファイナリストとなった。現在は最愛の夫と二人の息子とともに過ごす時間を大切にしながら、執筆活動に専念している。