ハーレクイン・シリーズ
最後のダンスはボスと
ダンサーの私に、秘書になれですって?
シドニーで過ごす最後の夜、ダンサーのスターは友人に誘われ、地上五十階のビルの屋上で繰り広げられるパーティに参加していた。本当なら今頃、恋人とダンスカンパニーを立ち上げているはずだった。だが彼に裏切られ、資金のためにと使った全財産を失った。しかも根回しをされたので、新天地メルボルンにも仕事の当てはない。スターは半ばやけになって、一人シャンパンをあおっていた。だから、スーツ姿のゴージャスな男が声をかけてきたときも、そっけなく応じた。私はゲームをする気はない、と。「私が興味があるのは、メルボルンに仕事があるかということだけ」すると彼はセクシーに微笑んだ。「それなら僕の個人秘書になればいい」(デジタル版先行配信)
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- 頁数
- 192頁 / 新書判
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- 発行日
- 2011年05月05日
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- 著者
- ニコラ・マーシュ
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- 訳者
- 山口絵夢
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- 定価
- 755円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2011年04月20日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-51449-3
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- 書籍番号
- D-1449
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少女時代、大事件を追って世界を駆けめぐるジャーナリストになりたいと思っていた。その後、運よく世界を旅する機会はあったが、ものを書くという夢はずっと胸に秘めたままだった。あるとき、長身で黒髪のハンサムな彼女自身のヒーローに出会い、ロマンスのすばらしさに目覚めたことがきっかけとなり、小説を書きはじめた。現在は夫とメルボルンの郊外に在住。執筆以外の時間は理学療法士として働き、体の不自由な人々の社会復帰を支援している。友人や家族と食事やワインを楽しむのが好きで、映画にもよく行くが、暖炉の前にまるくなってお気に入りの本を読むのがなによりも好きだという。