ハーレクイン・シリーズ
ジェイコブズビルの開業医ドルーは、亡き妻を愛しつづけ、その思い出のなかに生きていた。やがて気づかぬうちに仕事だけが生きがいとなり、怒りっぽくいやな人間になっていったが、そんなドルーのもとに、受付係としてキティ・カースンが現れる。地味だが健気なキティに、ドルーも心を開くようになるが……。
スキャンダルに飢えたマスコミから逃れるため、レスリーはヒューストンからジェイコブズビルにやってきた。大学時代の友人が救いの手をさしのべてくれ、彼のいとこマット・コールドウェルが経営する、大企業の秘書として採用してもらったのだ。だが顔を合わせるなり、マットは冷たい目でにらみつけてきた。
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- 頁数
- 320頁 / 新書判
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- 発行日
- 2015年05月05日
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- 定価
- 1,026円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2011年03月23日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-42001-5
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- 書籍番号
- PB-101
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- ミニシリーズ
- テキサスの恋
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モニター
テキサスの恋シリーズが2話収録されています。亡き妻を未だ愛するヒーロー。「死んでも尚愛される」なんて女性としてとても幸せな事だけど、恋するヒロインにはたまったものじゃない。過去の亡霊に勝てっこないと諦めながらも焦がれる姿にキュンときた。2話目のヒーローは1話目に恋敵役で登場したマット。ヒーローもヒロインも過去に傷を持つせいで素直になれず、傷つけあう姿が痛ましい。後半は涙なくしては読めませんでした。
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モニター
お互い惹かれあっているようなのに、想っても報われないと思っているヒロイン。でも愛さずにいられないことが胸を締め付けます。頑なで、怒りっぽいヒーローの心を溶かすことができるのか、とても気になりながら読みました。それからやっぱり男性はロングヘアーが好き?なんでしょうかね。
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モニター
素朴で内気な、自分を飾らないヒロインが、とても親しみやすく微笑ましかったです。少しずつ恋が進む中で、怒りっぽいけれど孤独なヒーローの心の葛藤が見え隠れして、離れては近づき、また離れていく二人にジリジリしました。時折見せる抑えられない本能が溢れるようにぶつかりあったり、いきなり冷めたりして、どこまでハラハラさせるのかと一気に読んでしまいました。
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モニター
2話収録されているので、ちょっとお得です。「ドルー・モーリス」は短編で少しもの足りない気がしますが、頑固なヒーローと純粋なヒロインの不器用な恋が温かい気持ちにさせてくれます。
「大富豪と淑女」は「ドルー・モーリス」にも登場するお金持ちでハンサムなヒーローが、当初ヒロインに対してあまりに暴君なのでハラハラしましたが、素敵なハッピーエンドでほっとしました。 -
モニター
「大富豪と淑女」初めは何が? 何故? と疑問符ばかりでなかなか明かされない過去に正直イライラしましたが、少しずつ明らかになるヒロインの胸が痛くなるような過去の出来事に涙が出ました。強がってみせるヒロインの痛々しさと、自分を抑えられないヒーローの傲慢さが恋の行方を見えなくして、途中ヒーローの強引さを少し憎んでしまいました。やっと読み終わった時は達成感を覚えました。
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モニター
「大富豪と淑女」六年前の事件によって心身ともに傷つき自分の過去を隠し、懸命に生きようとする主人公と、自分の生い立ちのせいで女性を信じられなくなった男性とのお話です。ダイアナ・パーマーらしく、過去を乗り越えようともがく二人の姿を通し、お互いを思いながらも誤解しあい切なく悲しく、切ないながらも懸命に生きようとする姿を思い描ける作品でした。
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モニター
2話どちらもヒロインとヒーローには違ったトラウマがあり、それぞれが自分のトラウマに縛られながらも悩み、苦しみ、そこから少しずつ這い上がって幸せを掴んでいく様子がドラマティックに展開していき、予想を裏切る反応や態度にハラハラドキドキさせられました。どちらのヒロインも一見どこにでもいるようなのに内に秘めた芯の強さがあり、その魅力でぐいぐい物語に引き込んでくれたので一気に読めました。
シリーズロマンスの世界で今もっとも売れている作家の一人。総発行部数は4200万部を超え、ニューヨークタイムズを含む各紙のベストセラーリストにもたびたび登場。かつて新聞記者として締め切りに追われる多忙な毎日を経験したことから、今も精力的に執筆を続けている。ジョージア州在住。大の親日家で、日本の言葉と文化を学んでいる。