ハーレクイン・シリーズ
オライアン・デリカリス――ライアンは貧しい家に生まれたが、努力の末に会社を興して億万長者となった。今は生まれ故郷のギリシアで政治家になるべく選挙戦を戦っている。しかし対立候補に支持率で水をあけられ、よき家庭人であることを有権者にアピールする必要に迫られていた。リビーは不安に怯えながらアテネにある最先端のビルを訪れた。五年前に親に勘当されてまで結婚したものの、三カ月で別居に至った夫、ライアンに正式な離婚を求めるためだ。最上階のオフィスで再会した夫に書類を取りだして見せるやいなや、リビーは冷酷な言葉を浴びせかけられ……。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2011年04月20日
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- 著者
- サブリナ・フィリップス
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- 訳者
- 霜月桂
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- 定価
- 723円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2011年04月07日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-12608-5
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- 書籍番号
- R-2608
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モニター
ライアンとリビーは五年前恋に落ち結ばれた。だがその結婚は、お互いの気持ちのすれ違いから三カ月後リビーが飛び出してしまう。気持ちの整理をつけるためリビーはライアンの元へ。五年がたち離婚を求めた彼女にライアンは選挙のために期限付きの復縁を了解すれば離婚に応じると。本当は、愛し合っているのに。すれ違いをしたままぶつかりあう二人。誤解がとけるのか。不器用な二人のやりとりが気になりドキドキしながらあっと言う間に読んでしまいました。
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モニター
生まれた環境や育ちの違う二人が出会って結婚したのですが、お互いの気持ちがわからず別居して5年目に離婚の条件として2週間の同居をヒーローからヒロインに言い渡されます。その2週間でお互いの本当の気持ちがわかりハッピーエンドになりますが、ちょっぴり悲しく、でも心温まる作品でした。
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モニター
育った環境の違いや家族に起こった悲劇のためにお互いの事を大事に思っていてもなかなか幸せな結婚生活がおくれません。ある事情で夫とまた暮らす事になった夫婦ですが、お互いの過去の事、将来の事を言葉にできずまたむなしい時間を過ごしてしまいます。しかし今度は相手の感情や今起こっている現実を素直に受け止め誤解していた事や愛に気づきます。ラストは本当に胸が熱くなり、すてきなお話で一気に読んでしまいました。
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モニター
ヒーローは億万長者でセクシーなギリシア人。ヒロインは結婚3カ月で彼のもとを去った妻。お互いを愛しすぎるがため誤解し、すれ違ってしまう切なくて甘いストーリーでした。愛しているから相手に良くみられたく、そして愛して欲しい…本当の気持ちを出せず、すれ違ってしまうストーリーに胸がときめきました。また、ヒーローがギリシア語で「ギネカ・ムー(ぼくの奥さん)」と時々ヒロインを呼ぶのが良かったです!
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モニター
ギリシアの美しい風景のなかで繰り広げられる、男女のすれ違い劇。双方の心理描写が丁寧に描かれていて、好感が持てました。考え方の違い、すれ違い、温度差などが複数折り重なって、一体どうなってしまうのか、始終ハラハラ。情熱的な二人にドキドキしました。
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まみー
愛し合って結婚した二人があまりにもかけ離れた価値観のために別れ、再会したもののヒーローが相変わらず自身の生い立ちに囚われ過ぎて、ヒロインの一挙手一投足を、一言一句を卑屈に考えるため少しも溝が埋まらず、最後の最後になってもヒロインが戻ってきてもう一度思いを伝えようという努力が無かったらどうなったことか・・・・大企業を起こしいまや政治家にもなろうというヒーローがどうしてヒロインに対してだけ、目も耳も頭も機能不全になってしまうのか。会話が成り立たない二人にイライラ、意思疎通ができない二人にハラハラでした。
大学卒業後、余暇を使って小説を書いていたが、スコットランドでシャロン・ケンドリックの講座に参加して以来、自分の本を世に送り出したいなら、もっと書くことに時間を費やさねばならないことに気づいたという。異国を旅したり、家族で一緒に過ごすことを好む。イギリスのギルドフォードに生まれ育ち、現在も夫とともにそこに暮らす。