ハーレクイン・シリーズ
飛行機事故に遭ったシブリーは、ひどい怪我を負い、生死のさかいをさまよった。一流の医師、ロドリゴのおかげで一命はとりとめたものの、脳への損傷がひどく、目覚めたときには記憶をいっさい失っていた。痛みと戸惑いの中、ぼんやりとわかるのは、ロドリゴを以前から知っていたこと、そして、どうしようもなく彼に惹かれていることだけ。もしかして……私たちは恋人同士だったのかしら?そんな甘い想像をふくらませるも、やがて徐々に記憶が戻るにつれ、シブリーは知りたくもない現実に打ちのめされていく。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2011年04月20日
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- 著者
- オリヴィア・ゲイツ
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- 訳者
- 北園えりか
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- 定価
- 734円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2011年04月07日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-51445-5
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- 書籍番号
- D-1445
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モニター
飛行機事故で記憶喪失!! すてきな男性が親身になってくれるがどこかよそよそしい。二人はどんな関係だったのか?? 読み進めていくと、ヒロインの記憶とともに謎も解けていく。その後、ハッピーエンドかと思いきや、さらに一波乱あり、ドラマチックな展開でした。
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モニター
記憶喪失のシブリーと、一流の医師のロドリゴ。ピンと張り詰めた空気の中、記憶を少しずつ取り戻す過程で、ヒロインとヒーローが焦らされつつも、惹かれ合う姿にうっとりします。記憶喪失の為、話が分からず一気に読むうちに、意外な真実に驚かされます。最後の最後まで、はらはらさせられます。
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モニター
記憶喪失のヒロインに主治医のヒーローという設定はありがちながらも、2人の過去にはただならぬ事情があり、主人公視点で進められるもどかしいまでにゆっくりの謎解きが、読者を最後まで飽きさせずに物語としての魅力を十分に発揮してくれていると思います。特筆すべきは、ヒーローの昨今稀に見る完璧さではないでしょうか。誠実で実直、忍耐強く、愛情に溢れ、思いやりがあり、ヒロインを尊敬し尊重してくれる、久々に読者として思い入れる事の出来るヒーローに遭遇したと思いました。
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モニター
事故にあい目覚めた瞬間のヒロインの心情から始まる冒頭にひきつけられ、ラストに至るまで一気に読めてしまう作品でした。記憶喪失のヒロインはリハビリや少しずつ明らかになる記憶、亡き夫の関係者であるヒーローとの確執など様々な問題を乗り越えていきます。途中変化していくヒーローの心情も書かれているので、すれ違っていく2人にヤキモキしながらも、明らかになっていく事実に目がはなせませんでした。
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モニター
記憶喪失というよく見かける設定ですが、ヒロインとヒーローが互いの事を想い、焦がれながら進むストーリーはハーレクインならでは! の面白さがありました。記憶が戻りつつ過ごす日々で懸命にヒーローへの気持ちに立ち向かっていくヒロインに共感です!!
カイロ在住のエジプト人。作家だけにとどまらず、眼科医、歌手、画家、アクセサリーデザイナーという実にさまざまなキャリアをもち、妻と母親業もこなしている。キャラクター設定やプロットのアドバイスをしてくれる娘と、ストーリーが気に入らなければキーボードの上を歩きまわる辛口批評家のアンゴラ猫の助けを借りながら、情熱的なロマンスを書き続けている。