ハーレクイン・シリーズ
今だけはこのままで
情熱を知った日 Ⅰ
生まれて初めて人を愛することを知った。だから、これがつかの間の関係でもいい。
カッサンドラは世界的に有名なピアニストにして作曲家。だが、人前に出るのが怖くなり、数年前に演奏活動をやめてから、他人と接するのはチャリティで引き受けるピアノのレッスンのみ。今回生徒になったのは、ピアノを弾いたこともない実業家ネオ。若くして大富豪と言われ、華やかな噂の絶えないギリシア人男性だ。カッサンドラは不安に駆られながら自宅で彼を出迎え、息をのんだ。ネオは親友が無理やり手配したピアノのレッスンに仕方なく向かった。息抜きだと親友は言うが、毎晩のように美女たちと過ごしているのだ。しかも、家に引きこもっているピアニストが先生だという。どんな地味な女性だろう。彼は苦笑しながら相手の家を訪ねたが……。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2011年04月05日
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- 著者
- ルーシー・モンロー
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- 訳者
- 澤木香奈
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- 定価
- 723円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2011年03月23日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-12602-3
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- 書籍番号
- R-2602
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- ミニシリーズ
- 情熱を知った日
読者レビュー
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アメリカ、オレゴン州出身。二〇〇五年二月にR-2022「許されない口づけ」で日本デビューを果たすと、たちまち人気作家の仲間入りをする。愛はほかのどんな感情よりも強く、苦しみを克服し幸福を見いだす力をくれるという信念のもとに執筆している。十三歳のときにロマンス小説と出合って以来、ロマンス小説の大ファン。大学在学中に“生涯でいちばんすてきな男性”と知り合って結婚した。十八歳の夏に家族で訪れたヨーロッパが忘れられず、今も時間があれば旅行を楽しんでいる。