ハーレクイン・シリーズ
トスカーナの田舎で伯母と暮らしていた二十歳のミアは、自分が大富豪オスカーの娘だと知り、イギリスに移ることになった。オスカーには三度の結婚で七人の娘がいる。愛人の子ミアは八人目だ。だが、子供のころから質素な田舎暮らしをしてきたせいで、ミアは華やかな人々に囲まれたきらびやかな世界になじめない。そこでオスカーの命令で、ある億万長者のアパートメントに引っ越し、生活面でのさまざまな教育を受けることになった。その男性ニコスに紹介されたミアは言葉を失った。目にまぎれもない軽蔑が浮かんでいるわ!ミアはニコスのアシスタントとして働きはじめるが、なぜか彼はいつもミアに厳しく、冷淡な態度をとりつづけ……。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2011年04月05日
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- 著者
- ミシェル・リード
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- 訳者
- 漆原麗
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- 定価
- 723円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2011年03月23日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-12600-9
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- 書籍番号
- R-2600
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- ミニシリーズ
- 愛に戸惑う娘たち
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モニター
突然、本当の父親が大富豪であると知らされたミア。その父親に会いに行った先で、突然それも衝撃的に出会った男性。惹きつけられるものの、その男性、ニコスの一挙一動に戸惑うミア。ニコスも自分の周りの女性とは違うミアに戸惑いながらも、惹かれていくのですが、彼には…。連作の一番最初の作品という事で、これからの作品のヒントも詰まっていて、これからを想像しながら楽しく読みました♪
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モニター
第一印象は最悪。でもお互いのことが気になる存在。実は日常生活にありがちな、男女の出会いから始まったニコスとミア。互いに惹かれていることに気付きながらも、素直になれない二人が、良好な関係に進展しないのがもどかしく感じました。そんな二人に最後までやきもきしました。ニコスがミアに辛くあたっていた理由も、読み進めていくうちに理解できると思います。そして最後まで飽きさせない作者の手腕に感服するでしょう。
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モニター
母親に冷たくされ、愛に飢えている恥ずかしがり屋のミアに初めから惹かれているのに、過去のトラウマが原因で冷たく当たるニコス。ニコスに惹かれつつも戸惑うミアの気持ちの葛藤がよく描かれていて彼女に成りきり一気に読みました。ニコスの気持ちもよく分かり映画を見ているようでした。お互いの過去を乗り越えるのにどうするのか、ラストまで目が離せませんでした。
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モニター
二十歳で父が大富豪だと知り、会いに行く決意をしたミア。その途中で洗練された大人の男性ニコスと衝撃的な出会いをする。彼に認められようと慣れない上流階級の社交の場で懸命に振る舞うミアの姿は魅力的。恩人の娘に手を出せないと無関心を装うがミアへの想いをどうすることもできなくなっていくニコスと、彼への熱い想いを隠しきれないミアのやりとりはもどかしくも微笑ましく、ドキドキ感一杯でぜひともオススメです!
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モニター
恥ずかしがりやで田舎で物静かに暮らしていたミアが、自分の境遇に立ち向かい、愛を知らずに生きてきたニコスと出会います。ミアの愛が、ニコスの心に少しずつ愛を取り戻す過程がとても感動的です。
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モニター
心に傷を持つヒーローとヒロインがお互いに引かれながらもなかなか素直に愛情を表現できないもどかしさを感じながら、次第に心を開いていく過程が読んでいてじれったくもあり応援したくなった作品でした。
ハーレクイン・ロマンスを代表する作家。五人きょうだいの末っ子として、マンチェスターで育った。現在は、仕事に忙しい夫と成人した二人の娘とともにチェシャーに住んでいる。読書とバレエが好きで、機会があればテニスも楽しむ。執筆を始めると、家族のことも忘れるほど熱中してしまうという。