ハーレクイン・シリーズ
カメラマンのオータムは休暇を過ごそうと、おばの営むペンションへやってきた。奇妙な顔ぶれの宿泊客に首をかしげたのもつかの間、ある男性の顔を見て凍りつく。ルーカス・マクリーン――すべてを捧げた私を飽きるとあっさり捨て去った男。それから三年、忘れるために仕事に没頭してきたのに、こんなところで再会するなんて……。オータムの葛藤をよそに、ルーカスはほほえみかけた。まるで別離の日々などなかったかのように。
-
- 頁数
- 176頁 / 新書判
-
- 発行日
- 2011年03月20日
-
- 著者
- ノーラ・ロバーツ
-
- 訳者
- 城和子
-
- 定価
- 660円(税込)
-
- ポイント
- 0pt
-
- 発送予定日
- 2011年03月03日(予定)
-
- ISBN
- 978-4-596-82702-9
-
- 書籍番号
- HL-2 (初版L-221)
-
モニター
さすがにノーラ・ロバーツ。25年前に発表された作品だそうですが、おもしろいサスペンスでした。謎と誤解と脇役のおもしろさで、一気に読んでしまいました。携帯もパソコンもデジカメもない! だからこそ人間の素の面白さがいっぱいなのかなと思いました。
-
モニター
いつもと違う感じがして・・・もしかしてこれはサスペンス?と疑問に思ううちに、ハラハラドキドキあり、ロマンスありで、一気に読み終えてしまいました。何故二人は3年経った今再会したのか。その謎も明らかになっていきます。表紙の写真も気分を盛り上げてくれますね。ノーラ・ロバーツさんはいつも本当におもしろいです。
-
モニター
ノーラ・ロバーツの作品を初めて読みましたが、サスペンスなのに殺伐とはしていなくて、丁寧で細かな語り口で温かくて面白いと思いました。さすが人気の作家ですね。いったい誰が犯人なの?と最後までハラハラさせてくれました。他の作品も探して読んでみるつもりです。
-
モニター
手酷く振ったというのに、まるでそんなことなどなかったかのような、あまりにもあっさりした態度でオータムの前に現れたルーカス。一体ルーカスに何があったのか、彼が何を考えているのか、それをオータムの視点で思わず一緒に考えてしまい、どんどん物語に引き込まれていきました。
-
モニター
タビーおばさんのペンションで思わぬ再会をしたオータムとルーカス。二人の恋愛の行方とペンションに宿泊する女優ジュリア、プロデューサーのジャック、スパイサー医師夫婦、美術教師のヘレン、政治家を目指すスティーブの複雑に絡まった糸。サスペンスに悪天候が協力してドキドキしてしまいました。ノーラ・ロバーツのロマンスとサスペンスが楽しめる素敵な一冊です。
-
モニター
一気に読みました。サスペンスタッチですが面白かったです。誤解をしているヒロインとヒーローの自分勝手な思い込み、そして間違った優しさがよかったです。最初はこのヒーローは好きじゃなかったですが、最後は好感がもててよかったです。
-
モニター
ハーレクイン・ラブ? それともハーレクイン・サスペンス?と思う作品でした。カメラマンのオータムと作家ルーカスの微妙な感情が、ある事件をきっかけに急展開。途中、どう展開するのかと少しいらいらしながら読み進みました。そしてノーラ・ロバーツにはめずらしく、プラトニックな二人の関係だと思います。少し作風の違うストーリーに触れたい方には特にオススメです。
-
モニター
軽めのサスペンス作品ですが、登場人物がとてもいい。自立したヒロイン、オータムも素敵だし、ちょっと傲慢なヒーロー、ルーカスもかっこいい。でも、一番いいのはジュリアの存在。女優らしく華やかで優しく、知的な彼女は、主役カップルのいいアドバイザーです。彼女が主役の話があれば是非読んでみたい。事件が起こっているのに、最後まで天然系のオータムの伯母様もいい感じです。
メリーランド州に育ち、1981年『アデリアはいま』でデビュー。以来、天性のストーリーテラーとして精力的に執筆を続ける。98年『マクレガーの花婿たち』で初めてNYタイムズのベストセラーリスト第1位に輝き、翌99年以降の作品はすべてランクイン。J・D・ロブ名義で書いたものも含め、160作以上のベストセラーを世に送り、総発行部数は4億部を超える。