ハーレクイン・シリーズ
一九四九年、五月。一人の若者がウィンターズ家を訪れた。彼の名はジャック・マーフィ。戦死した兄の戦友だという彼をひと目見て、クレア・ウィンターズは恋に落ちた。だが、二人の間にはどうしても超えられない壁が立ちはだかって……。(デジタル版先行リリース)
レベッカはウエディングプランナー。仕事は一流と評判だが、そんな彼女でも、わがままな花嫁メラニーの依頼には困憊させられどおしだ。そんななか、新郎の介添人を紹介され、彼女はさらなる混乱に陥った。それは、元恋人ライアンだった! (デジタル版先行リリース)
突然の事故で親友を失ったネイトは、親友の妹ジョーダンと親しく過ごすようになる。だが、ジョーダンへの思いが日ごとにつのり、彼女の子供たちに懐かれれば懐かれるほど、ネイトの心の内には言いしれぬ罪悪感が膨らんでいった。(デジタル版先行リリース)
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- 頁数
- 304頁 / 新書判
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- 発行日
- 2011年03月20日
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- 定価
- 933円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2011年03月03日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-82701-2
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- 書籍番号
- HL-1
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モニター
3本ともあっという間に読んでしまいました。それぞれのストーリーも面白かったけど、1本目の主役ジャックとクレアの孫二人が2本目と3本目の主役になっているので、それぞれのその後も書かれていて楽しめました。私は特に3本目のネイトとジョーダンの話が気にいっていて、ネイトが抱いている罪悪感をジョーダンが癒してあげているシーンが印象に残りました。3本とも電撃的だけど心温まる話ですごく良かったです。
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モニター
「別れの日まで」クレアとジャックの物語。戦後すぐの頃、まだまだ女性の社会進出が難しかった頃、二人は束の間の出会いをします。
「脇役はおしまい」レベッカとライアンの思いがけない再会から始まる話です。
「涙は愛の言葉」ネイトと親友の妹のジョーダンの話。
この3作はクレアとジャックから始まり、相互につながりがある物語ですが、作者が異なるので、タッチも違い、とても楽しく最後まで一気に読んでしまいました。 -
モニター
ピンクや水色のパステルカラーの金平糖のような甘くてかわいいラブストーリーがつまっています。どの物語を読んでも、「この人だ」と心に響く人に出会ったら絶対にあきらめてはいけないってことに気づかせてくれます。好きで好きでその人しか見えない、主人公のそんなせつない気持ちが感じられて胸がキュンとします。そして、読んだ後は優しい気持ちになれることまちがいなしです。
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モニター
初めて短編集を読んだんですけど、もう最高の一言。中でも『脇役はおしまい』が好きです。 二年半、お互い思い続け、最後には“愛は勝つ”ではないけど、望みが叶う。私もよく親に育った環境の似た人同士が上手くいくのよと言われましたが、子供時代の経験が人格形成に影響するって同感です。ここまで相手の考えを理解した上でハッピーエンドになるなんて素敵!!! 私も子育て頑張ろうって思いましたね(#^.^#)
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モニター
作者の違う三話が入ってお得。官能面は比較的淡泊。一作当たりのページ数は普通の一作分よりも少ないにもかかわらず、話が軽く感じないのは、三つとも死(兄の死・親友の死・軍人が常に意識せざるを得ない死)を傍らに話が進むためなのかもしれません。重苦しいほどではありませんが。各話の登場人物が他の話にも登場し合うことで骨組みが堅くなり、一つの大きな作品のようにも思えました。
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モニター
3作ともまったく別の内容ではなくて、物語がリンクしているのがいいですね。さりげなくおしゃれな感じで、映画を見ているようです。それぞれ、恋の障壁にぶつかるのですが、ヒーローがヒロインをあっさりあきらめず、行動してくれるところがよかった。孫の二人は愛に悩みますが、60年もお互いを愛し続けている祖父母を見ているからこそ、あこがれも人一倍なのでしょう。もっと他の家族のお話も読んでみたいです。
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モニター
1冊で関連した3話が読めるってとてもお得。それにどれもおもしろく、クレアとジャックと孫たちの関係が温かく素敵でした。障害があっても運命の相手はこの人と決めたら、あきらめるのではなくお互いに乗り越えていく…読後、私も前向きに頑張ろうと思いました。
新聞記者の一家に育ち、十歳から小説を書き始める。クリスティン・ジェイムズのペンネームも持ち、現代小説と歴史小説の両方を手がける人気作家。
長くシルエット・シリーズで活躍しており、ジーナ・フェリスというペンネームも持つ。夫と三人の子供と共にアーカンソー州に暮らす根っからの南部人。
カリフォルニア州生まれ。初めて執筆した小説は一九九八年のRT賞にノミネートされた。愛に導かれて男女が出会う奇跡を描くことほど楽しいものはないと語る。