ハーレクイン・シリーズ

時の果実が熟すまで
少女の初心な恋は、知らないうちに姿を変えていた。
マリエルが故郷のオーストラリアへ帰ってきた。ヨーロッパでモデルとして成功をおさめ、有名なフランス人フォトグラファーと暮らしていた彼女が、なぜ突然戻ってきたのか。しかも元日、新年のパーティの最中に。美しいマリエルを囲む男たちのなかに割って入ったのは、幼なじみのデインだった。「ぼくがマリエルを送っていく」十年前、マリエルにさよならのキスをして去ったデインは、今や富豪の実業家で“今年いちばんの独身男”に選ばれるほどの人物だ。彼女が帰ってきた理由はわからないが、デインには、このまたとないチャンスを利用する、ある計画があった。
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- 頁数
- 192頁 / 新書判
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- 発行日
- 2011年03月20日
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- 著者
- アン・オリバー
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- 訳者
- 秋庭葉瑠
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- 定価
- 755円(税込)
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- ISBN
- 978-4-596-51440-0
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- 書籍番号
- D-1440
オーストラリアの作家。幼少期からパプアニューギニアやマレーシア、香港などを転々とし、今も旅行が大好き。教員免許を持ち、キルトの腕前もプロ並みだが、家族の歴史について書き始めたことが小説家へ転向するきっかけとなった。生まれたときから住んでいる南オーストラリアのアデレードはマウント・ロフティやビーチに囲まれた美しい町で、家族と犬と猫一匹ずつと暮らしている。