ハーレクイン・シリーズ
無能な亡夫のせいで家業の運輸会社が経営破綻し、キャロラインと両親は屋敷からの立ち退きを迫られていた。そうした折、五年前に別れたバレンテから電話が入る。「きみの屋敷のオーナーとして話がしたい」キャロラインにはバレンテに負い目があった。挙式当日、彼を祭壇に置き去りにし、ほかの男性と結婚したのだ。その彼がこの屋敷を? もしかして復讐を企んでいるの?恐る恐る会いに行ったキャロラインにバレンテは言いはなった。「僕の愛人になり、ベッドで楽しませてほしい」そんなことは絶対にできないわ――今でもバージンの私には。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2011年03月05日
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- 著者
- リン・グレアム
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- 訳者
- 柿沼摩耶
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- 定価
- 723円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2011年02月17日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-12589-7
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- 書籍番号
- R-2589
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モニター
大好きなリン・グレアムの作品、一気に読みました。互いに愛していたのに、少しの誤解で別れてしまった二人。5年の月日が過ぎても忘れられず、キャロラインを手に入れようとするバレンテ。そこまで、愛されるってどんな気持ちだろう? あまりに激しい愛に怖くも思うし、羨ましくも思う。
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モニター
さすがリン・グレアム! 復讐、愛人という王道ストーリーで、最後まで飽きさせない展開とテンポでした。家族や元夫に苦しめられ、さらには非情なヒーローの仕打ちに深く傷付くヒロイン。その姿に何度も何度も泣かされました。ボロボロになった分、愛が報われるラストは最っ高にたかぶります!! このストーリー展開が大好き! 傲慢なだけで終わるヒーローに肩透かしを喰らう事も無く、本当に大満足の作品です。
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モニター
これこそリン・グレアムという感じのストーリーです。ヒーローとヒロインのバトルにつぐバトルで読み終わった後は少し疲れましたが読み応えがありました。ヒーローが元トラックの運転手というのが珍しかったかな。後は喧嘩して仲直りしてまた喧嘩してって感じでした。もう少しヒロインが素直になってくれていたら楽しかったですね。でもリンを読んだぞーっという気持ちになりました。
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モニター
リン・グレアムはさすがです!王道ロマンスなんですが、文章に説得力があるので、新鮮な気持ちで読めました。5年前に誤解から一緒になれなかったヒーロー、ヒロインが、ヒーローの復讐によって再会し再び幸せになるまでの道のりですが、ハッピーエンドがわかっているにもかかわらず、途中胸が締め付けられました。欲をいえばヒロインの両親との関わりや、前夫のずるさなどもう少し描かれていれば、よけいヒロインのけなげさが引き立つかも。でも今の段階で十分切ないので、涙腺のためにもちょうどいいかもしれません。
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モニター
リン・グレアム先生の作品は期待を裏切らないハラハラドキドキの急展開が待っている事を、今回の作品では本当に感じました。というのも、夜23時から読み始め、2~3日で読み終えようと思っていたら、気づけば目が冴え、バッチリ夜中の2時過ぎまでかかって最後まで読んでしまったからです! 自分に自信の持てないキャロラインが傲慢なバレンテ相手に頑張る姿は、気持ちがよく分かるので涙ぐんでしまいました!
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モニター
温室育ちのヒロインが、過去を振り返って思う自分の弱さや、住む世界がまったく違うヒーローと結婚することで生じる心の葛藤が、とても良く描かれた作品でした。この作品を読んで、愛する人と結ばれるためには、たとえ乗り越えなければならない様々な問題や障害があったとしても、結局は、相手を信じる力がどれだけ強いかにかかっているのだということを、あらためて実感しました。
北アイルランド出身。七月三十日生まれの獅子座。十代のころからロマンス小説の熱心な読者で、初めて自分でロマンス小説を書いたのは十五歳のとき。大学で法律を学ぶと同時に、十四歳のときからの恋人と卒業後に結婚。この結婚生活は一度破綻したが、数年後、同じ男性と恋に落ちて再婚するという経歴の持ち主。イギリス郊外に家と五エーカーの森林を持ち、そこで現在、スリランカとグアテマラからの養子を含めた五人の子供を育てている。時間のあるときは大好きな庭仕事に励み、得意のイタリア料理に腕をふるう。小説を書くときのアイデアは、自分自身の想像力とこれまでの経験から得ることがほとんどで、彼女自身、今でも自家用機に乗った億万長者にさらわれることを夢見ていると話す。