ハーレクイン・シリーズ
父親が経営するレストランの自慢メニューが危機に瀕している。娘のイザベラは、気が気でなかった。ソースに入れるバジルが、王家の城の庭だけに生える貴重なもので、いつもは父が忍び込んで摘んでいたが、病気で倒れてしまったのだ。バジル摘みは、店で働くイザベラの手にゆだねられた。城には王子のマックスが住んでいるが、こもりがちで謎めいた存在。村の娘をさらっては地下牢にとじこめているという噂もある。バジル採りに行って、もしも王子に見つかったら?イザベラはおびえながらも、月の夜になんとか庭に入り込んだ。だが、すぐに馬に乗った黒ずくめの男が彼女のほうに迫ってきた。あれが噂の王子なの? 大変、つかまったらどうしよう!
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2011年03月05日
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- 著者
- レイ・モーガン
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- 訳者
- 山野紗織
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- 定価
- 723円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2011年02月17日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-22154-4
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- 書籍番号
- I-2154
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- ミニシリーズ
- 恋人たちのレストラン
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モニター
家族のためにレストランを軌道に乗せようと、秘伝のハーブを摘みに危険を冒して出かけるイザベラ。外の世界から隔絶された孤独な王子マックス。2人のコミカルな会話や、あきらかになっていくマックスの過去など、読み始めると最後まで一気に読んでしまいました。
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モニター
楽しくてあっという間に読み終えました。イザべラは家を守るために孤軍奮闘しながらも城にこもりがちな王子マックスに惹かれます。彼の傷ついた心を癒したいと一生懸命になるところは思わず応援したくなりました。クライマックスでイザベラを助けに現れるマックスはまさにヒーロー! 堂々とした姿はとてもかっこよかった! また、作中に出てくる料理もおいしそうで、特にご自慢メニューのバジルの入ったソースのパスタは食べてみたくなりました。
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モニター
心にも顔にも傷を持つ王子と、家業のイタリアンのお店を手伝う娘の話ですが、とってもハートフルでこの寒い季節にあったかい気持ちになれる話です! ハーレクイン初めての方や学生さんにも勧めたい本ですね。さすがイマージュという感じです! ミニシリーズという事で、この本の最後の方にもしかしたら次の本の伏線か?と思える所もあったので、今後が楽しみですね!
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モニター
心に罪の意識を持ったまま、他人と距離を置いて暮らしていた王子。主人公が外の世界はすばらしいと教えて、だんだんと惹かれ合っていく二人。最後が感動的でした。
アメリカの作家。人生の大半を過ごした西部の雰囲気が大好き。武骨な荒くれ男だろうと、都会に暮らす粋な男だろうと、ロマンチックなヒロインを魅了するのは男の野性味だと信じて疑わない。彼女自身もそんな西部の男の一人と結婚し四人の子供をもうけた。うち二人は独立、今は南カリフォルニアの家で夫と二人の子とともに暮らしている。