ハーレクイン・シリーズ
騒がしいチャリティイベントの会場にて、カリスタはじっとチャンスをうかがっていた。視線の先には、長身でハンサムな富豪、レオ・グラント。カリスタの父を死に追いこんだ、憎んでも憎みきれない男だ。あいついで母も亡くなり、残されたカリスタと妹たちは、悲しみと闘いながら必死に生きてきた。彼にはしっかりと制裁を受けてもらおう……そう心に誓うと、一人になったところを見計らい、カリスタはセクシーな笑みを繕ってレオに近づいた。練りに練った復讐計画の幕開けだった。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2011年03月05日
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- 著者
- リアン・バンクス
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- 訳者
- 高山恵
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- 定価
- 734円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2011年02月17日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-51435-6
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- 書籍番号
- D-1435
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- ミニシリーズ
- メディチ兄弟は罪作り
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モニター
お互いを信頼しようと努力する二人に惹かれました。また終わり方も心温まる感じで、何度も読み返してしまいました。
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モニター
父からすべてを奪った男性に近づき、復讐をしようとする女性。偶然の出会いから始まる恋の駆け引きが、もどかしいようでもあり、直球の様でもあり。過去を乗り越えることで得る愛の形。最後まで夫婦の愛、家族の愛などあらゆる形の愛を見ることができます。ロマンスだけではなく、物語としての質の高さも感じます。
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モニター
父を死に追い込んだ憎い男に復讐するために近づくヒロインですが、どのように復讐するのかわくわくしながら読みました。ヒロインは妹達の将来のためにお金が必要でそのために結婚に持ち込もうと、駆け引きやら策を弄して、最後までどうなるのだろうと思いましたが…最後には、みんな幸せになって良かったです。途中、二人で日本へ出張する場面があり、日本の様子も書かれていて想像して楽しみました。
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モニター
イケメンでお金持ちで優しいヒーローがとても良かったです。ヒロインが本当にうらやましいです!!
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モニター
レオに復讐のために近づくカリスタですが、彼女の母性愛とも言える優しい心が、不幸を幸せに変えるというお話でした。この作者は、復讐心や心に傷がある人間も、全ての登場人物が心の奥に優しさを持っていると描いてました。また、主人公が、私がよく知る国へ出張するのですが、作者にとって、この国がこの様に感じられているのだな~っという点でも、面白い作品でした。
USAトゥデイのベストセラーリストにも登場歴を持つ彼女は、アメリカのロマンス小説界でナンバーワンの売り上げを誇る人気作家の一人。現在、夫と息子、娘とともに、生まれ故郷のバージニアで暮らしている。コミカルでセクシー、かつ読み終えたあとも印象に残るような人物が登場する作品を好むという。そんな彼女を、超人気作家ダイアナ・パーマーも「ハーレクイン・ディザイアの作家陣のうちでもっとも優れた作家の一人」だと大絶賛している。