ハーレクイン・シリーズ
ルネサンス期の庭園の修復事業を監督するため、チャーリーは勤務地のロンドンからフィレンツェに派遣された。そこで彼女は、かつて庭園を寄贈した一族の末裔と出会う。彼の名はラファエル、爵位を持つ実業家で、なぜか激怒していた。「醜悪な模造品で庭園を修復するなんて許さない!」今は庭園になんの権利もない彼の横暴さに腹が立ったものの、いかにも貴族らしい美しい容貌にチャーリーは魅せられた。翌日、ラファエルは再び現れ、一方的に宣言した。「修復事業はぼくがすべて仕切ることになった。きみも含めて」訳のわからぬまま、チャーリーは彼の宮殿へと連れ去られた。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2011年02月20日
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- 著者
- ペニー・ジョーダン
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- 訳者
- 柿原日出子
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- 定価
- 723円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2011年02月02日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-12586-6
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- 書籍番号
- R-2586
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- ミニシリーズ
- 麗しき三姉妹
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モニター
お互い反発し合っても、引かれてしまうのが、運命の相手? 三姉妹の真中で両親から相手にされなかった、チャーリーの気持ちは、同じ境遇の私はよくわかる。そんなチャーリーが見事に変身し、ラファエルとの過酷ともいえる運命とも、きっと立ち向かえるに違いありません。
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モニター
自分に否定的な思い込みをもっているヒロインが描かれていて、読みながらもやもやした気分を感じていました。でもある時を境にぱっと目の前が開けた様に感じられる、ヒロインの変身ぶり。さすがペニー・ジョーダンです。この二人が結ばれる道はあるのだろうかとハラハラさせられましたが、全てが計算されているかのような、愛にあふれたエンディングでこちらまで幸せな気分になりました。
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モニター
反発しながらも、強烈に魅かれ合う二人の心の動きがしっかり書かれていて、別々のトラウマを抱える二人がそれぞれの殻を打ち破った時は、自分も嬉しくなりました。かなり熱々なストーリーです。
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モニター
シリーズ二作目が届いた時は不安になりましたが、単品でも分かりやすかったです。ヒロインの体型やサイズを正確に言い当てるヒーローには脱帽です。プロポーズはこうあるべきという理想そのもので感動しました。
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モニター
容姿に劣等感を感じているヒロインに、イタリアの公爵なのに未来に絶望しているヒーロー。“ハッピーエンドになるのかな”とハラハラドキドキものでしたが、読み終わって“ああ!良かった!!”と思いました。
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モニター
お互いに惹かれあっているのに、一族の血の歴史に縛られているラファエルと幼い頃から無様で魅力がないと思いこんでいるチャーリーの様子にはヤキモキさせられました。心の動きが細やかに描写されていて最後までハラハラしながら一気に読んでしまいましたし、読み終わった後とっても幸せな気分になれる一冊です。
イギリス生まれ。学校卒業後、大手銀行に就職するが、作家になることを決意して退職。30代になって初めて本格的に小説を書き始めた。人々の内面の葛藤や人間模様を描いて、世界中の女性たちの共感を得ている。15年のあいだに100冊以上の作品を発表。発行部数は全世界で6000万部を超える、ロマンス小説界の第一人者である。