ハーレクイン・シリーズ
気高き愛人
名うての買収王が最後に欲したのは、誰にもなびかない美貌の令嬢だった。
サリーは冷酷な実業家である父親の庇護の元から独立し、今は博物館研究員として働いている。介護施設へ入所している母親を見舞いながらの生活は決して楽ではなかったが、妻にはまったく無関心な父親の代わりを務められるのはサリー以外になかった。ある日、サリーは父親のオフィスで買収王と呼ばれる豪腕な実業家ザック・デルッカに出くわした。まるで獲物を狙う猛獣のような目でこちらを見る彼に、サリーは嫌悪感を覚えた。いったい私をなんだと思っているの?だが、数日のうちに答えは明白になった――彼女の最も望まない形で。
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- 頁数
- 176頁 / 新書判
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- 発行日
- 2011年02月20日
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- 著者
- ジャクリーン・バード
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- 訳者
- 早川麻百合
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- 定価
- 723円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2011年02月02日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-12584-2
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- 書籍番号
- R-2584
読者レビュー
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この作家のヒロインは容貌にも恵まれ、言葉でもヒーローに負けていません。この作品でも、愛人という立場になっても、守るべきことがあるので強いです。ヒーロー目線でも語られる場面が多く、ヒロインを傷つけたと思っては反省し、対応を間違えたと思っては後悔するメロメロぶりが良かったです。
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趣味は油絵を描くことだったが、家族からにおいについて苦情を言われ、作家の道に進んだという。旅行が好きで、アルバイトをしながらヨーロッパ、アメリカ、オーストラリアを回った。イギリスに戻ったのちに結婚。2人の息子に恵まれ、現在も故郷のイングランド北東部に暮らす。ベストセラーリストにもたびたび登場する実力派。