ハーレクイン・シリーズ
アイルランドの小さな村で生まれたベサニーは、自立を夢見ながらロンドンの学校に通っていた。今年の夏休み、ベサニーはローマにいる友人から、高級アパートメントの留守番役を頼まれた。持ち主の女性は豪華な船旅に出かけているという。ローマに無料で滞在できるうえ、手間賃までもらえるとあって、ベサニーは喜んでその役目を引き受けた。目を奪うほどハンサムなイタリア人男性――クリスティアーノ・デ・アンジェリスと奔放な情熱の時を過ごし、彼の子供を身ごもることになるとは思いもせずに。
-
- 頁数
- 160頁 / 新書判
-
- 発行日
- 2011年02月05日
-
- 著者
- キャシー・ウィリアムズ
-
- 訳者
- 藤村華奈美
-
- 定価
- 723円(税込)
-
- ポイント
- 0pt
-
- 発送予定日
- 2011年01月20日(予定)
-
- ISBN
- 978-4-596-12583-5
-
- 書籍番号
- R-2583
-
モニター
この作家さんの作品は初めてでした。ハーレクイン好きな方なら誰にでもツボがあって、あーそこそこ。それそれ。はぁ~(胸がきゅうっとせつなくなる)というポイントがどこかしらにあると思うのですが、今回はもろに私のツボにハマりました。
ヒーローはイタリア人男性・由緒ある家柄・富豪。性格、傲慢系。対するヒロインは普通の家庭で育ったごくあたりまえの女性、探究心あり。頑固な性格ではありますが恋する女性が陥る不安と葛藤が伝わってきます。
傲慢系男性VS頑固で勝気な女性。話が面白くないわけがない。嘘から始まった出会い。そして望まぬ妊娠--私のツボを一気に押し捲り、あっという間に読破。また良い作品と巡りあえ至福の時を過ごせました。(^人^)感謝 -
モニター
名前からして頑固そうなベサニーと、あふれるほどの魅力に満ちたクリスティアーノ。2人共、愛し合っているのに伝えられない、もどかしさ。そしてお互いを大事に思っているのに、出てきた言葉が、ストレスの原因となったり…愛し合ってそれをお互いに感じていたことがあっても、状況が変わるとその愛していたことも、思い出すのが難しくなるのかしら? 愛情の伝え方って、正しい言葉=愛しているっというシンプルな言葉が一番重要なのねと再認識です。信頼していることを素直に伝え、愛情を伝え合うことで問題を解決していく姿勢がとてもすがすがしかったです。
-
モニター
かっこいいヒーローが細々とヒロインに対して気遣う姿が可愛いです。罠にはまるまいとしつつも、ヒロインをあの手この手で追い詰め結婚にこぎ着けました。真剣に愛されたいヒロインの心の葛藤が胸キュンでした。
-
モニター
短編ながら、とても読み応えのある作品です。特に印象的だったのは、物語を通して主人公べサニーの愛を勝ち得る為に、クリスティアーノが成長してゆくこと。ゴージャスで魅力的な男性はハーレクインにはお決まりだけれど、べサニーとの誠実な愛と素朴な幸福を求める男性へと変わってゆくクリスティアーノは本当に理想の男性だと思います!
トリニダード・トバゴの出身で、トリニダード島とトバゴ島、二つの島で育つ。奨学金を得てイギリスに渡り、一九七五年エクスター大学に入学して語学と文学を学んだ。大学で夫のリチャードと出会い、結婚後はイングランドに暮らす。テムズ・バレーに住んでいたが、現在は中部地方在住。夫との間に三人の娘がいる。