ハーレクイン・シリーズ
ヘザーは歌手として大きなチャンスをつかみかけていた。下積み生活が実を結び、二週間公演という大舞台をまかされたのだ。初日のステージで、ヘザーは聴衆から熱い喝采を浴びた。ところが公演後の帰り道で交通事故に遭い、そのショックで声が出なくなってしまう。病院のベッドに横たわるヘザーの前に、ほどなく義兄のコールが目に怒りを浮かべて現れた。
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- 頁数
- 240頁 / 新書判
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- 発行日
- 2014年08月05日
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- 著者
- ダイアナ・パーマー
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- 訳者
- 泉智子
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- 定価
- 954円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- ISBN
- 978-4-596-80065-7
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- 書籍番号
- PS-65
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モニター
ダイアナ・パーマーの作品にたびたび出てくるように、このお話も大きな牧場が舞台。純真なヘザーと義兄のコール、なかなか幸せになれない二人。圧倒的な魅力を持ったコールに惹かれながらも、自分を抑えてしまうヘザー。純粋無垢で美貌のヘザーをひそかに愛するコール。幸せをつかみそうになるたびに障害があらわれ、コールを信じられなくなるヘザー。波乱に満ちた作品で最後まで一気に読んでしまいました。読んだ後に、「良かった」と思える物語です。ダイアナ・パーマーの世界に浸ってください。
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モニター
二人のお互いを想う気持ちはきっと同じなのです。このままうまくいけば自然に結ばれたかもしれないのに、ライバルの本当にひどい行いや優しい人の死などで、二人の心がすれ違うばかり。言動の誤解などもあってラストまでハラハラしました。ヒロインがかわいそうで、何度も涙しましたが、ヒーロー目線で読んでみたら多分違った感じだったのでしょう。おすすめのシーンは、ナッソーでの二人。とても幸せそうでよかったです。
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モニター
最初はヒーローを崇拝しているだけの女の子だったのに、愛することを知り、傷つくことを恐れて心の壁を作っていくヒロインの悲しみが伝わって切なくなります。また、傲慢なヒーローが報われない愛だと思いながらも、それでも愛することを止められなくて、もがき苦しむ様子がたまりません。ヒーローとヒロインの気持ちが丁寧に描かれていて、愛することの苦しみと素晴らしさを堪能できますよ。
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モニター
この作品は、まさにダイアナ・パーマーらしい作品だと思いました。初めは傲慢なヒーローに無垢なヒロインが振り回され、女性として少しずつ成長し、ラストはハッピーエンドを迎える。ドキドキしながらもあっという間に読み終えてしまいました。コールの気持ちは最初から最後まで変わらないし、ヘザーは傷つきながらも素敵な大人になっていくので私のツボにはまりました。ダイアナ・ファンの人はもちろん、初めての人もキュンてなってしまう魅力的な作品だと思いました。
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モニター
私の読むハーレクイン作品には、なかなかない展開で、ヘザーの気持ちが日本人ぽい、いや私のような直球勝負だからか共感が得られて、235ページがあっという間でした。私も昔は自分の気持ちを隠さず、相手を信じぶつけてしまう事に躊躇しなかったのに、年々歳をとるごとに、知らず知らずずる賢くなっているような自分にふと気付かされたような…ダイアナ・パーマーの他の作品も是非読みたくなりました。
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モニター
2人がとてもはがゆい。どうしてコールはこんなに傲慢でプライドが高いの!?好きなら好きと素直に言ったらいいのに…コールの態度に傷つくヘザーがとてもかわいそう。恋敵のテッサも強力で、どんどん話に引き込まれました。ダイアナさんの作品てやっぱりおもしろくて最高ですね。
かつて「熱い吐息」(サンリオ社刊)として刊行された本作品は、ダイアナ・パーマーがデビュー間もないころに発表した名作として高く評価されています。ダイアナの原点とも言えるテキサスを舞台にした作品を、新たなタイトルと翻訳でお楽しみください。