ハーレクイン・シリーズ
父と継母に望まぬ結婚を迫られ家出して以来、アレックスは男性のふりをして生きてきた。コールダー公爵と出会って、初めて抱いた恋心。けれど、公爵はアレックスが女性だとは夢にも思わない。そんなある日、仮面舞踏会が開かれることになり、同僚が小柄なアレックスに女装するようけしかける。そうだわ、もしたった一度でも、公爵に女として見てもらえたら?真っ白い長手袋、豪華なドレス――ああ、どんなにすてきかしら!そして舞踏会当日、ひときわ華やかなレディをアレックスとも知らずコールダー公爵はたちまち熱いまなざしで彼女を見つめてきたが……。
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- 頁数
- 256頁 / 新書判
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- 発行日
- 2011年02月05日
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- 著者
- ジョアンナ・メイトランド
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- 訳者
- 江田さだえ
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- 定価
- 901円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2011年01月20日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-33110-6
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- 書籍番号
- PHS-10
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モニター
まさにヒストリカル! 主人公アレックスとドミニクがお互いに秘密を持ちながらも惹かれあっていく様子やイギリスや仮面舞踏会の華やかな背景に彩られながら展開していくストーリーにワクワク! どきどき! しました。読み応えもたっぷりですが展開が面白くてすぐ読み終わってしまいました。
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モニター
男装のヒロインは今までもいましたが、髪を刈り、実際に戦場で戦い、勲章まで授けられたヒロインは、特にヒストリカルではお目にかかったことが無いです。それでいて全く武骨さがなく、無垢な女性らしさを感じさせるところが非常に魅力的でした。とても近くにいながら通じ合えない2人の思いや状況が非常にもどかしく、切なく、より一層終盤を盛り上げてくれました! 関連作も読みたいです。
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モニター
ずっと男性のふりをして生きてきたヒロイン。ただ一度、女性としてヒーローと過ごした仮面舞踏会での一夜の思い出だけを胸に、その後も男性として生きていこうとするヒロインを、なんて一途で強い女性なんだろうと思いました。ヒーローは優しくて心が広い紳士。その彼が事情を知らずに、あれこれと想像を膨らませて思い悩む様子はコミカルでもあり、かわいくもあり……。読み進むにつれ、ヒーローの魅力にハマること絶対です!
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モニター
本作品は、ヒストリカルということでヨーロッパの歴史に関して知識が乏しい私が読んでも楽しめるかな?と最初は不安でしたが、全く問題ありません
でした! というのも、中のキャラクターはまさに現代で生きている我々となんら変わりないほど活き活きと恋をしていたからです。読み始めたら本当に最後まで(約4時間かかって・笑)一気に読んでしまった程に、引き込まれるストーリーでした。キスが始まると積極的なのに基本的には女であることを隠すために度々公爵から逃げ出す主人公・アレクサンドラ!! 同じ女性として尊敬する程の勇敢さと、良からぬ誘惑を上手くかわす知性には共感を覚えます。まさに複雑な女心が創り出したお話だなぁと思いました。 -
モニター
この本が届いた時、歴史物が好きでない私は、正直言って、エッ!という感じで、少し憂鬱になりましたが、読んでみたらおもしろい!!ヒロインとヒーローが、とっても魅力的で、話の展開もテンポ良くてどんどん読めます。この話は、スピンオフで、4月にヒーローの弟の話もあるらしくて、今はそれが読めるのを楽しみにしています。
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モニター
男装をしているヒロインがとてもせつなくてかわいかったです。少し頑固な性格なのですが忠誠心は誰にも負けてないです。ヒーローは初めはクールな感じかなと思っていましたが中身はすごく猪突猛進な押せ押せヒーローでした。先が気になって一気に読んでしまいました。ヒストリカルをガッツリと読みたい時にぴったりの物語でした。ロマンス気分たっぷりになります。お勧めです。
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モニター
公爵がアレックスに対して女性だとは知らなくとも、やさしく、正直でいて、アレックスも自分の恋心を隠しながらも公爵に誠実に接していて、読んでいて清々しかったです。別々の国の貴族同士なので互いの国に帰ったら会う機会もないと思い、自分の気持ちと、あの夜の真実に気づいて欲しくて行動したアレックスは軍人ではなく恋する乙女だと思いました。
生まれも育ちもスコットランドだが、成人してからはイングランド及び海外で暮らすことが多い。システムアナリスト、会計係、公務員などの職業を経験、慈善事業にも携わっていた。結婚して子どもが生まれてから物語を書くようになったが、それがやがて歴史小説を手がけるきっかけになったという。現在はハンプシャー州に夫と二人の子どもとともに住む。