ハーレクイン・シリーズ
ギルとハリエットは、戦闘地帯の医療チームに属する医師と看護師夫妻。ともに命がけの仕事をし、夜は愛し合う――そんな毎日にギルは満足していた。だが、妻のハリエットは違った。ハリエットは子供を欲しがり、ギルは必要ないと言い張った。一年の別居後、二人は同じチームで仕事を再開した。ハリエットは以前と変わらない様子だった。少なくともギルにはそう見えた。ところがある朝、突然彼女は夫に離婚届を突きつけたのだ。それも、ギルと激しく愛し合ったすぐあとに。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2011年02月05日
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- 著者
- エイミー・アンドルーズ
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- 訳者
- 長坂陽子
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- 定価
- 723円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2011年01月20日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-22147-6
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- 書籍番号
- I-2147
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モニター
ヒロインの気持ちが分からないヒーローに、ハラハラしながら読みました。最後にはお互いが理解でき良かったと思います。
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モニター
どうしても子どもがほしいって、こんなに愛しているドクターに見切りをつけて、離婚までしようとする女性。既に子どものいる私には本末転倒と思えるけど、本当に子どもが出来なくて悩んでいる女性には切実なんだと思う。逆の立場で考えたら、男達にもわかりそうなのに。本当に切なくて、読み進めるのが苦しかったけど、やめられなかった。
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モニター
朝7時にハリエットがギルに離婚届けを渡してから、次の朝6時までの24時間が1時間ごとに時間を追って展開されていきます。強く愛し合いながらも離婚届けにサインをした二人。そしてその後も医療チームの仲間として最後の1日をすごす二人に起こる緊急事態。ですが、その緊急事態がギルの心にある作用を及ぼします。看護師経験のある作者の手術室での医療シーンの描写はさすがで、映画をみているようです。ハーレクインのドクター物ではありますが、ドキュメンタリーのように楽しめる作品だと思います。
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モニター
「命」に順序や重みに違いは無いはずなのに…と、考えさせられる作品でした。ギルの立場なら? ハリエットの立場なら? 一緒に働くスタッフの立場なら? 戦闘地帯の負傷者である立場なら? 平和な場所で、その二人に意見する立場なら? 自分をどの立場に置き換えて読むかにより、考えの変わる深い話だと思いました。ハーレクインで、こんなに考えさせられる作品に出合えると思っていなかったので、とても読めて良かったです。
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モニター
子供が欲しくないという理由で離婚しようとしているカップルの揺れ動く様子がとても良かったです。
オーストラリア生まれ。看護師としての専門的な興味からメディカルロマンスを読み始め、趣味でロマンス小説を書いていた母親の影響で、やがてみずからも執筆に挑戦。美しいブリスベーンの町に住み、夫と二人の子どもに囲まれた生活はとても幸せだと語る。ハスキーボイスの歌手、ビーチ、おいしい料理とワインに目がない。