ハーレクイン・シリーズ
幼くして事故で父を失い、母と二人きりになってからというもの、ジェニファーは孤独と闘いつづけてきた。そんな彼女の心に、ある日チャドと名乗る人物が語りかけてくる。奇妙にも、チャドとはテレパシーで会話ができるらしく、もちろん周囲の人に打ち明けたところで、誰も信じてはくれない。ジェニファーは“目に見えない友達”との関係をひそかに育み、いつしかチャドは、かけがえのない存在となった。そうして十数年の歳月が流れた頃、彼がある事件に巻き込まれたことで、ついに二人が顔を合わせるときがやってくる。長年、いくどとなく思い浮かべてきたチャドの姿――その姿を目にして彼の正体を知った瞬間、ジェニファーは言葉を失った。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2011年02月20日
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- 著者
- アネット・ブロードリック
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- 訳者
- 山ノ内文枝
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- 定価
- 734円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2011年02月02日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-51432-5
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- 書籍番号
- D-1432
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モニター
テレパシーなど超常現象などがからむ作品は避けてきたのですが、今回の作品は抵抗がある方でも読みやすいと思います。まさかチャドがあの人で「えっ!?」と声に出してしまいました。なかなか心を開けないチャドにもどかしさを感じます。でも最後は円満でハッピーです。サムがなかなかいい味を出しています。
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モニター
幼い頃からずっと見守ってくれて何でも話してきた見えない友達。ある事をきっかけに初めて顔を会わせることになり、優しい関係から急展開…。ヒーローに振り回されてしまうヒロインが取った作戦に私もドキドキしてしまいました。
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モニター
あらすじを見た時は苦手な分野かな~と思いましたが、話のテンポが良く、テレパシーという特異なものの結びつきですが、何の不思議もなくみるみるうちに物語に引き込まれました! ヒロインが悩みながらも前を向く姿勢にはかなり好感を覚え、ヒーローの前へ簡単には進めない感情や葛藤も理解できました。数十年の心の結びつきの深さに愛と切なさもまじった素敵なお話でした。
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モニター
テレパシーという特別な要素により作品が非常に盛り上がっていると思います。ヒーローも非常に好みで、ヒーローの正体が解ってからのヒロインの行動も面白いです! 後半からの話が面白くて気に入っています。二人のテレパシーのやりとりがとても楽しい一冊です! 是非読んでください!
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モニター
会ったこともないのに、「テレパシー」で長年心を通じあわせてきたジェニファーとチャド。そんな突拍子もない物語の始まりに、少しとまどいながら読みすすめました。ある事件をきっかけに二人が顔を合わせてお互いを知り、愛を深めていくまでが自然で、最初の心配はどこへ、すっかり感情移入していました。ジェニファーとチャドほどではなくても、きっと愛し合う二人は通じ合えるはず。そんな運命の人との出会いを信じたくなりました。
ディザイアを代表する人気作家。ロマンスと人生の奇跡を信じ、ミズーリ州オザーク湖畔でロマンス小説を執筆する日々を過ごす。一九八四年のデビュー以来、想像力に富んだ斬新な作風で読者を魅了し、ロマンティックタイムズ誌で数多くの賞を獲得している。