ハーレクイン・シリーズ
バーで働くベラには、もっか大きな悩みがあった。最愛のおばが、心血注いで営んでいた店を買収されてしまったのだ。力になりたくても、しがないウエイトレスの身ではどうにもできず、打ちひしがれたおばを前に、ベラも途方に暮れるしかなかった。そんなおり勤務先のバーで、ベラはすてきな男性客と出会う。一杯五十ドルもする酒を頼むほどリッチで、ひどくハンサムな人だ。男性はマイケルと名乗ると、巧みに口説きかけてきて、柄にもなく、ベラは誘われるがままに一夜をともにしてしまう。マイケルその人こそ、おばの店を奪った人物だと知るのは、それから数時間後のことだった。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2011年02月05日
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- 著者
- リアン・バンクス
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- 訳者
- 小長光弘美
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- 定価
- 734円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2011年01月20日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-51429-5
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- 書籍番号
- D-1429
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- ミニシリーズ
- メディチ兄弟は罪作り
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モニター
ベラはウエイトレスとして働くバーで偶然出会ったマイケルと一夜をともにしてしまいます。ベラには親がわりの最愛のおばがいて、おばが心血注いで営んでいた店を買収したのがマイケルだと知ってしまいます。マイケルは、二人にそれぞれの条件を提示してベラはおばのためにその条件を受け入れます。マイケルとベラがお互いに相手のことを思いやるところがよかったです。前作を読んでいませんが、シリーズとして読んでみたくなりました。
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モニター
失恋の痛手から立ち直れないヒロインの前に現れた大富豪。富と名声、そしてとびきりのルックスを持ち合わせたヒーローだけど、彼自身辛い問題を抱えていて、愛が信じられない状態。そんなヒーローに純粋にぶつかっていくヒロインに胸がキュンとなります。
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モニター
<メディチ兄弟は罪作り Ⅱ>の副題で解るように「プレイボーイ卒業宣言」のヒーローだったレイフ・メディチの弟マイケルの物語です。兄が列車事故で行方不明になったのは自分のせいだという思いや子供のころの育ち方のせいで愛が分からないマイケル。遠距離恋愛に敗れたばかりのベラ。ベラのおばの店を再開させる見返りにマイケルは1年間の愛人関係を条件にしました。
だんだんマイケルの温かい人間性に惹かれていくヒロイン。ヒロインが大切な存在であることは感じているのに愛していることを自分で認められないヒーロー。ヒロインが先に愛を告白するのですが、ヒーローの重荷になってはいけないとヒロインが離れていくところではやきもきさせられます。ヒーローの良さがライバル店での食事の場面などに現れ、きめ細かな構成の作品だなと感じました。この作者の他の小説も読みたいな、と思いました。 -
モニター
<メディチ兄弟の罪作り>第2弾のこの作品は大富豪のマイケルとウエイトレスのベラとの物語。私の大好きなHQお得意のシンデレラストーリーです。
過去に傷をもつマイケルとベラが心の壁に悩み、愛を信じるベラが勇気をもって愛を貫いていく姿がとっても愛おしいです。ヒーロー・マイケルも魅力的ですし、マイケルの兄たちダミアンやレイフも登場します。この作品はシリーズで読むことをおすすめします。 -
モニター
バーでウエイトレスとして働くベラが出会った知的でハンサムなマイケル。互いに惹かれあうものを感じて雪の夜、一夜をともにします。実は彼はおばの店を買い取った大富豪で、ベラのおばのビジネス再開の提案に対して約束のない恋人関係を求めてきます。婚約者との別れ、おばの病気。自分のことより育ての母でもあるおばのことを第一に考えマイケルの求めに応じるベラ。
複雑な環境で育ち、自らの力で富を築いたマイケルは人との絆を信じていないし大切な存在を持つのを恐れているようにも見えます。
いつしかベラの愛に包まれて少しずつ変化していくマイケルの心。強引だけど傲慢とまでは言えないマイケルが自分でも気づかぬうちにベラの願いに応えてしまうのは思わずくすっとしてしまいました。
USAトゥデイのベストセラーリストにも登場歴を持つ彼女は、アメリカのロマンス小説界でナンバーワンの売り上げを誇る人気作家の一人。現在、夫と息子、娘とともに、生まれ故郷のバージニアで暮らしている。コミカルでセクシー、かつ読み終えたあとも印象に残るような人物が登場する作品を好むという。そんな彼女を、超人気作家ダイアナ・パーマーも「ハーレクイン・ディザイアの作家陣のうちでもっとも優れた作家の一人」だと大絶賛している。