ハーレクイン・シリーズ
ケイトが妹とふたり片田舎でほそぼそと暮らすには理由があった。4年前、亡き母の親友の息子である大富豪ニコラスと結婚したが、不幸にもある噂を耳にしてしまい、彼女は深く傷ついた。結婚を隠れ簑に、社交界の華と謳われる人妻を愛していた夫……。みじめな立場に耐えられず、彼女は偽りの生活を捨てたのだった。だがある日、反抗期の妹が家出したことがわかり狼狽していると、家の前に停まった高級車から、なんと別居中のニコラスが現れる。彼は悠然と妹の無事を告げると、自分が後見人になると申し出て、その代償にケイトが妻として戻ってくることを要求した!
-
- 頁数
- 208頁 / 文庫判
-
- 発行日
- 2015年02月05日
-
- 著者
- ヘレン・ビアンチン
-
- 訳者
- 久我ひろこ
-
- 定価
- 681円(税込)
-
- ポイント
- 0pt
-
- ISBN
- 978-4-596-93351-5
-
- 書籍番号
- HQB-351
-
モニター
大富豪であるニコラスと手芸作家のケイトの心のすれ違いにハラハラしました。妹の件で、二人が理解しあっていく過程が、何とも言えずドキドキしました。まさにドラマティックなストーリーの展開でした。
-
モニター
億万長者の夫のある噂を信じたヒロインは、妹を連れて家出をしますが、妹の問題行動がきっかけで夫に連れ戻されます。連れ戻す際の夫の水も漏らさぬ周到さに執念深さを感じ恐ろしいほどですが、彼女を取り戻してからも夫は情熱的に接してきます。夫のヒロインに対しての執着ぶりに、夫の熱い思いがあふれ出ていると思いましたが、ヒロインはなかなか気付きません。態度で伝えるヒーローは素敵ですが、言葉で伝える重要性を改めて感じました。
-
モニター
責任感が強く、物欲に囚われないケイト。大富豪で魅力的な夫ニコラスが自分を裏切っていることに気づくと、豪奢な生活を捨て彼から去ってしまいます。三年後、自分勝手な妹のために再び夫の元へ帰ることになり…。ニコラスの本心がケイト同様なかなか見えず、どうなるのか心配で一気に読んでしまいました。ケイトの妹と、常にニコラスに色目を使う女性には、何度か嫌~な気分になりましたが、その分三年前より強くなり、冷静に社交界に対処していくケイトには好感が持てました。もう一度読み返そうと思える作品です。
-
モニター
夫に心を開こうとしない、頑ななヒロイン…。だけど本当は家族を大事にする芯のしっかりとした女性。ラストは期待どおりのハッピーエンドなので、最高のシンデレラストーリーをドキドキしながら楽しんで読んでほしいです! セクシーなダンナ様とこんな結婚、ドキドキしちゃいます。
-
モニター
ヒーローと3間別居中のヒロイン。妹の素行問題で再び同居に。過去のことでヒロインのヒーローへの不信感、愛憎が伝わってきました。やり取りが火花を散らしながらもヒロインはやがてヒーローへの愛を確認し、一見傲慢なだけかと思われたヒーローも別居中ヒロインの成長を愛情を持って見守っていたのが素敵でした。「愛は強い」というのを感じた作品でした。
-
モニター
死期の近いヒロイン母親のため結婚したヒーローとヒロイン。ある誤解が元で3年間別居生活を送っています。一緒に暮らしていた妹がトラブルを起こし、妹を助けてもらう為に、ヒロインは再び結婚生活を送ることになります。かなり強引ですが大人の男性の魅力をそなえたヒーローはとても魅力的です。ただ、ヒロインの妹のわがままな態度はちょっといただけないかなと思います。
-
モニター
噂や悪意のある中傷によって相手を信じられなくなる…こじれてしまった思いを通じさせるのは本当に困難な事です。思春期の難しい年頃の妹が引き起こした混乱が一番恐れている相手に引き合わせる事になる。本当に恐れているのは何があっても相手を求めてしまう自分自身だった…プライドと愛と誤解と癒し。素敵なお話でした。
-
モニター
妹のおかげで散々な目にあうヒロイン。こんなこと実際ないでしょ~と思いつつグングンと読み進めてしまった(笑) 途中自分が裕福なマダムになったような錯覚を起こしてしまいそうでした。最後まで読んでみて、愛なんだ~という感じでした☆ 大富豪の恋を体験したい方は是非読んで下さい!
-
モニター
妹の家出をきっかけに再び出会うふたり。さまざまな出来事により、すれ違う二人の気持ち。ヘレン・ビアンチンの世界に思わずひきこまれました。
妹のレベッカの家出をきっかけに、ケイトは、夫ニコラスの元に仕方なく戻っていきます。愛する人を信じることの大切さと自分の思いをありのままに伝えることこそがお互いの幸せにつながることを教えてくれる作品です。夫ニコラスのちょっと強引な大人の愛が魅力的。一気に読み終えることができました。