ハーレクイン・シリーズ
ニコールは六週間前、事件に巻き込まれ、頭を銃で撃たれた。命は取りとめたものの、いまだに記憶障害があり、言葉もうまく話せず、気がふさぎがちだ。そんな彼女を、恋人のドミニクが限りない優しさで支えてくれていたが、ある日、不思議な出来事が起こり……。
挙式前日の夜、十九歳のアリスは婚約者ダニエルの邸宅を一人で訪問した。婚約してからというもの、彼の態度はひどくそっけない。なぜ自分との結婚を決めたのか、彼女は挙式前にはっきさせておきたかったのだ。するとダニエルは耳を疑うような言葉を口にした。
イベント会社で働くローレンは親に捨てられ孤児院で育った。過酷な現実に独力で立ち向かってきた彼女にとって、おとぎ話のようなロマンスは縁のないものだった。運命のいたずらにより、豪華なパーティーでギリシアの大富豪アレクサンドロスと出会うまでは。
バレンタインデーの直前、テスは幼なじみの男性クィンと再会した。叔父の建てた施設の落成を祝うため、彼は数年ぶりにモンタナの牧場に戻ってきたのだ。テスは十代のころからクィンに恋心をいだいてきたが、彼は頑として彼女の思いを受け入れようとはしない。
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- 頁数
- 224頁 / 新書判
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- 発行日
- 2011年01月20日
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- 定価
- 954円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2011年01月08日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-80521-8
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- 書籍番号
- V-21
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モニター
シャロン・サラの作品は、心が温かくなる言葉で溢れています。突然の事故で心も身体も傷を負ったヒロインと、そんな彼女を支え、つつみ込む様に愛するヒーロー。二人の愛は障害を乗り越えられるのか? サスペンスを織り込みながら、最後まで一気に読めます。
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モニター
良い作品を手掛ける作者ばかりで、まず、どれから読もうかと考えた、嬉しい一冊です。シャロン・サラの作品は、違った形というか、違った見方のサスペンスで、読み終わった後、いいなぁと、思えました。主人公ニコールを大きな愛で包むヒーロー。事件が起き、二人の関係がより強く温かい気持ちになる作品でした。
キャロル・モーティマーの作品は、彼女ならではの芯がしっかりしてて、強がっているけど率直で、魅力的なヒロインが、ヒーローの心をつかんで行くストーリー。どの作品も通常版より、短めではありますが、展開が良く、内容が濃い作品ばかりで、読んでいてすごく引き込まれました。バレンタインにピッタリです。 -
モニター
男性たちは皆、何かの理由で愛が信じられない。一方女性たちは自分にコンプレックスがあり愛される自信がない。けれど彼女たちは「愛する」ことができる。4人のヒロインたちは深い愛情で相手に「愛してるんだ」と言わしめ「愛する人に愛される」という至福の時を迎える。女性たちの愛が男性を幸福に、そして彼女たちをさらに幸福に導く。まさにバレンタインならではの珠玉のストーリー。
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モニター
1冊で4度楽しめる素敵な1冊です。記憶障害のヒロインを優しく包む愛で見守る恋人。伯爵の愛を勝ち得る為に、愛を惜しみなく捧げるヒロイン。人違いから始まった恋。幼馴染を打開しようと突き進むヒロイン。それぞれの愛のかたちが、読んでいて幸せを感じさせてくれます。
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モニター
今の季節に合った4作品共とてもスイートで心がときめく物ばかりでした。
おすすめは、シャロン・サラの『優しさに包まれるとき』です。こんな男性が彼だったらとおもいました。
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モニター
4つのストーリーが一冊に、満足度は4冊分以上。サスペンスから始まりはらはら、ドキドキしたあとは、ドレスやコルセットとろうそくの光をイメージしながらヒストリカルの時代へ、エキゾチックなヒーローにしばし旅行気分を味わった後は、初恋のひとに再会…と、どれから読んでもさまざまな味わいが待っている、まさにロマンスのチョコレートボックス!
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モニター
バレンタインシーズンに読むに相応しいバラエティ豊かな短編集です。短編とはいえ、どれも個性豊かで読み応え抜群でしたが、特に「優しさに包まれるとき」は物語としての完成度そのものが非常に高く、手に汗握るハラハラする場面はもちろん、事件後に以前と色々な意味で変わってしまった自分自身に戸惑うヒロインをひたすら思いやり、不変の愛を捧げる誠実で優しいヒーローの言動にとても感動しました。おすすめです。
オクラホマ州生まれ。存在感のあるキャラクターと刺激的なプロットを得意とし、各紙ベストセラーリストの常連。実生活でさまざまな葛藤を経験した彼女の作品には、人間への深い愛情がこめられている。作品で人を癒すことが最大の喜びと語る。ダイナ・マコール名義でも多くの作品を著し、ひと味違った作風でファンを増やしている。
1978年にイギリスでデビューして以来、刊行された作品は実に100冊を超える。14歳のころからロマンス小説に傾倒し、作家になることを決意した。物語を書き進めていくうちに徐々に主導権が登場人物へと移り、いつのまにか彼らが自由に物語を紡ぎはじめるのだという。
イギリスのウィルトシャー州生まれ。看護師としての訓練を受けたのち、医療関連のさまざまな仕事に携わり、その経験をもとにしてロマンス小説を書き始めた。すてきなビジネスマンと結婚し、小さな男の子が二人いる。子育てに追われながらも暇を見つけては執筆活動にいそしんでいる。
アメリカのミズーリ州生まれ。高校時代からの恋人だった夫と、二人の息子たちとともにシカゴ郊外に住む。作家になる前は教師をしていた。これまでに三十作以上の作品を書き、受賞経験もある。ごく普通の人たちが、心に描いている夢を実現させていく物語を書くのが大好きだと語る。