ハーレクイン・シリーズ
インテリア・デザイナーのリジーのもとに一通の手紙が届いた。彼女が共同所有するアパートメントに問題が発生し、現地まで来てほしい、さもないと裁判沙汰にするという。差出人は、ギリシアの大富豪イリオス・マノス。リジーはなんとか旅費を工面し、ギリシアへ飛んだ。会ったばかりのイリオスから“詐欺師め!”となじられたリジーは、そこで初めて、自分が共同所有者にだまされ、莫大な借金を背負わされたのだと気づいた。お金などまったくないと言う彼女にイリオスは憤然として言った。「では、その体で払ってもらおう。ぼくと結婚するんだ」
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2011年01月20日
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- 著者
- ペニー・ジョーダン
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- 訳者
- 柿原日出子
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- 定価
- 723円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2011年01月08日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-12576-7
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- 書籍番号
- R-2576
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- ミニシリーズ
- 麗しき三姉妹
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モニター
泣けました。号泣です。一瞬にして二人の心は恋に落ちているにもかかわらず、ヒーローは自分の感情に納得できません。彼の葛藤や心の変化を知りたくて一気に読み進んでいきました。ヒロインの素直で愛情に満ちた生き方や言葉に心打たれます。ラストシーンの描写はさすがはペニー・ジョーダン!ひと味違います。三部作なので次回作も楽しみです。
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モニター
騙されて借金を背負ったリジーにイリオスが借金を完済する方法として妻として役を演じるように提案する。そこからお互いに魅かれている心情が表れているがそれぞれが自分の感情を否定し続けてる。最初に自分の思いに気がつくリジーだが、イリオスは人生設計が崩れることを言い訳に自分の気持ちを否定し続ける。イリオスが自分の気持ちに気がつき認めた時から最後までの展開にはドキドキしました。
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モニター
ヒロインの率直な性格、駆け引きのないやりとり、無欲さに好感。愛を知らない億万長者が自分の心を見つめて少しずつ成長していく過程にじれったく思いつつも、最後には温かい涙がこぼれました。心地よい読み味で最後まで引きつけられたまま読んでいける、熟練の作家による王道ロマンス。シリーズ一作目ですが、単品として充分楽しめる作りになっています。
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モニター
初めてのハーレクインでした。冒頭からムダなくストーリーに引き込まれます。お互いに素直になれない感じは共感もあり。でももっと細やかな心の表現が欲しい気もする。最後までハラハラさせられて気を抜けませんでした。〈麗しき三姉妹〉ということで、これからも楽しみですね。
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モニター
共同所有者にだまされ、多大な債務を負わされてしまい、無理やり傲慢なヒーローとの結婚を余儀なくされてしまうヒロイン。ヒーローの背負っている事情も重く、思わず同情してしまいました。シリアスな展開の中、ヒロインが肉体的な欲望を感じているとヒーローより先に告白するシーンが新鮮で、微笑ましかったです♪
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モニター
ギリシア人らしい尊大さが男の魅力。イリオスもハンサムで傲慢なくせに強引じゃないのがまたヤキモキさせる展開で、結ばれたのになぜそうなるの?と、素直になれないギリシア男は非常に厄介です。リジーは長女で苦労している割にスレてないし、素直なのにそれで二人上手く行かなくて切ないし、あぁじれったい。二人とも幸せになりやがれ!って感じでした。
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モニター
両親を亡くし、妹二人とその子供たちをひとりで養っていたリジー。そんな中届いた一通の手紙により人生が変わっていく。まったく知らない人との結婚生活。私も、人生が一変するような恋をしてみたいなぁ。
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モニター
ヒロインとヒーローの発する言葉が、ストーリーに即しているだけでなく、人が生きていく上でも有効。なので、より心に響く一冊。健気なヒロインの幸せを妹達の部でも追ってみたい。
イギリス生まれ。学校卒業後、大手銀行に就職するが、作家になることを決意して退職。30代になって初めて本格的に小説を書き始めた。人々の内面の葛藤や人間模様を描いて、世界中の女性たちの共感を得ている。15年のあいだに100冊以上の作品を発表。発行部数は全世界で6000万部を超える、ロマンス小説界の第一人者である。