ハーレクイン・シリーズ
いま、ニーナの人生はどん底にあった。父の死後、上流階級の華やかな暮らしを失い、自立を目指して就職したがリストラに遭い、やっと得た職は、高級リゾートのウエイトレスだった。ある日、くたくたの体をひきずるようにビーチを散歩していると、朽ち木に足をとられて転び、ニーナは頭を打って気絶してしまう。波にさらわれそうになっていた彼女を助けてくれたのは、ガブリエル・スティールという名のたくましい男性だった。昔ニーナが好きだった、兄の親友と同じ名前……。朦朧とする頭でそんなことを思っていると、大波が二人を襲った。
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- 頁数
- 192頁 / 新書判
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- 発行日
- 2011年01月20日
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- 著者
- ロビン・グレイディ
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- 訳者
- 北園えりか
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- 定価
- 755円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2011年01月08日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-51428-8
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- 書籍番号
- D-1428
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モニター
上流階級の生活を失い高級リゾートのウエイトレスとして働くニーナが、反対の立場にたたされても自分を見失うことなく生きていく強さに感動しました。少し強引で頑固だけどたくましいガブリエルとのラブシーンもとても魅力的でした。説明文が多いのでじっくり読みたい人には向いていると思いますが、もう少し会話多かったら良かったかな。
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モニター
裕福な子ども時代を過ごしたニーナ。財産をなくし生涯の天職も解雇されるなど次々おこる不運にもめげず、自分の居場所を捜し求め、いつも前向きに生きていこうとする生き方が好きです。
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モニター
出会った時はお嬢様と兄の友人、再会した時は青年実業家とウェイトレス。立場が逆転した2人のロマンスはどうなるかドキドキしながら読みました。お嬢様だったヒロインがどんどん大人の女性に変化して「居場所が無い」と思うのではなく自分の居場所を「取り戻そう」と頑張る姿がとてもステキ。そんな彼女とふれあうことでクールなヒーローがストレートに告白するシーンは羨ましいです。
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モニター
かつてはセレブ生活をしていたのに、父親の死後、生活が一変したニーナは、オーストリアの高級リゾート地でウエイトレスの仕事をしています。自分には相応しくない仕事で疲れた日々を送っていますが、散歩中のアクシデントでガブリエルと運命の出会いをします。少女時代の面影はなく美しく成長したニーナは謎めいた魅力でガブリエルを虜にしていきますが、真実を知った時……。惹かれあう二人の過去と現在がストーリーのアクセントになっていて、この先はどうなるのか楽しみながら読める一冊です。
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モニター
不慮の事故に遭うニーナを助けたのは、これ以上無いほどの魅力の持ち主のガブリエル。今の身分の違いはあるものの二人をつなげるものは、惹かれあう相性の良さだけではなく、過去にさかのぼると…出会いから結末までの時間の流れはごくわずかながら、それを埋める二人の関係がとてもじっくり描かれています。ニーナの揺れ動く感情に、つい入りこんでしまう作品です。
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モニター
ヒロインとヒーローの人生の対比がおもしろいと思った。金持ちで傲慢なヒロインと貧乏で貧弱な体と眼鏡のヒーローの子供(?)時代。そして貧乏でただのウェイトレスのヒロインと金持ちでゴージャスな島のオーナーであるヒーローの現在。その二つが微妙に交錯しながら、二人が成長し、特にヒロインが自分を見つめなおし、本当の自分を見つけていく過程が上手に描かれているなぁと思う。
十五年間、テレビ局のプロダクションで働いたのち、かねてからの夢だった作家になる道を選んだ。ハーレクイン・ディザイアを支える作家の一人になれて嬉しいと話す。お気に入りのスポットは映画館と海辺。現在はオーストラリアのサンシャイン・コーストで、夫と三人の娘とともに暮らしている。