ハーレクイン・シリーズ
景観設計士のシーリアは、元恋人サリムが住む砂漠の国へと赴いた。まさかサリムから仕事を依頼されるとは、夢にも思わなかった。彼と出会ったのは、ともにアメリカの大学にいたころ。やがて愛し合い、身も心も捧げたシーリアに、彼は無情なほど一方的に別れを告げ、国へ帰っていったのだ。その後、四年前に偶然ビジネスの場で顔を合わせ、再燃した情熱に身を委ねたが、またもあっさり捨てられた。それでもシーリアがこの地を訪れたのには、ある理由があった。ずっと言えずにいた秘密を、サリムに明かさなくてはいけない。再会した一夜に子供を身ごもり、そして密かに産んだことを。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2011年01月20日
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- 著者
- ジェニファー・ルイス
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- 訳者
- 高橋美友紀
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- 定価
- 734円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2011年01月08日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-51426-4
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- 書籍番号
- D-1426
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モニター
強烈に魅かれあってるのに、自分勝手なサリムの行動に、ひどい!と感じたけど、途中からは、ぐるぐるしている様子がなんだか可愛く見えてしまいました。シーリアはやさしいけれど芯が強く、仕事もできる素敵な女性。子供がすごく可愛くて、心がなごみました。サリムの弟夫婦も魅力的で、もう一人の弟と、全員が揃う所が見たいという気持ちになりました。
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モニター
何度傷つけられてもヒーローを愛するヒロインの強さにひかれます。こんなにも深く愛せる人に巡り合えるなんて、それも最後にはハッピーエンドなんて、読んでいる私まで幸せな気分になります。
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モニター
二度も去っていったヒーローを想い続けるヒロインが健気でした。非嫡出子の存在をどうやって伝えるのか、あるいはどんな形で暴露されるのか、ハラハラしながら読みました。そして読んだ後はすっきりしました。
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モニター
サリムを愛することを止められないシーリア。会うたびに裏切られながらも愛する子供のことを思い、サリムに誠実に対応しようとする姿は心を打つものがあります。それに比べ伝統を重視するサリムの傲慢さ。特にサリムと弟の会話のシーンでは涙してしまいましたが、悲しみにもにめげず最後にみせたシーリアの強さに拍手したくなりました。結末にほっとしつつも子供がいなかったらどうなってしまったのかと思わせる本でした。
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モニター
焼けぼっくいに火がついた? 三度目の正直? シーリアの一途な想いは、どうなってしまうの?? サリムの逃れられない責任感もわかるけど、女性からしてみると、じれったい。もっと強引さも必要よ。
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モニター
何度裏切られても惹きつけられてしまう、ヒロインの感じる切なさが伝わってきました。ちょっと優柔不断なところもあるヒーローで少しイライラしましたが、最後に自分の弱さを認め過去の過ちを反省するところには感動しました。情景の描写がとても細かく、頭の中にその風景が浮かぶようでした。物語の舞台設定もとても興味深く実際にあったら是非行ってみたいと思うところでした。
物心ついたときからストーリーの構想を練りはじめる。思い立って作家になるまでは、メディアや絵画にまつわる仕事をしていた。アメリカにもヨーロッパにも住んでいた経験があり、現在はニューヨークで家族とともに幸せに暮らしている。