ハーレクイン・シリーズ
夫を亡くしたエヴァは、弁護士の話に呆然とした。すべての財産を取られたうえに、莫大な借金があるというのだ。夫を破滅させた相手マークを、彼女はよく知っていた。その原因が自分にあることも。五年前、二人は恋人同士だったが、やむをえぬ事情からエヴァはマークのもとを去り、別の男性と形だけの結婚をした。その結果、彼を破産一歩手前まで追いこんでしまったのだ。今、マークはドア一枚隔てた向こうで、エヴァを待っている。これからどうなるのか、エヴァはわかっているつもりだった。けれど、彼の残酷な要求は想像をはるかに超えていた。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2011年01月05日
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- 著者
- メラニー・ミルバーン
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- 訳者
- 結城玲子
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- 定価
- 723円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2010年12月16日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-12572-9
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- 書籍番号
- R-2572
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モニター
お互いの気持ちを分からずに進まない二人の関係にじれったさを感じながらも、どうなるのかとドキドキして読みました。
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モニター
別れたはずの2人が再会し、そこからロマンスが燃え上がるところが面白かったです。離れていても忘れられなかったという思いが、徐々に盛り上がっていくところを楽しめます。
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モニター
五年前は恋人同士だったエヴァとマーク。誰にも言えない理由で、マークではない男性と愛のない結婚をしたエヴァ。そして夫を亡くした今、なぜマークはエヴァに直接会いたいと言うのか。妹を思うエヴァの気持ちが痛いほど分かり、切なくなりました。
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モニター
妹想いで優しいヒロインがとても純粋で良かったです!
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モニター
この作品は、今「家族」など、自分以外の大切な人の為に、頑張っている方にお勧めです。作品を読み進める上で、自分を女主人公エヴァに重ねて「どうして、そんなに自分を犠牲にするの?」と、苦しい気持ちになるかもしれません。しかし、最後にエヴァが、周囲に惜しみなく与えていたものは、エヴァ自身にも降り注いでいた事に気付くシーンが、私は一番幸せな気持ちになりました。恋愛部分は当然ですが、主人公エヴァとマーク以外の登場人物も素敵な作品でした。
シドニー郊外で生まれ、現在はタスマニアに住む。十七歳のときに初めてハーレクインの小説を読み、生涯ロマンス小説を読み続けること、そして、背が高く日焼けしたハンサムな男性と結婚することを決心した。毎日をもっとロマンティックにする秘訣は、ロマンティックな男性と結婚することだと語る。二度目のデートで結婚を決めた外科医の夫との間に二人の息子がいる。