ハーレクイン・シリーズ
アリーシャの父が急死し、その遺言の内容に彼女は愕然とした。父の親友の息子ルーカスと結婚しなければ、父の会社は人手に渡ることになるというのだ。一年前、横暴な夫と離婚したのち、父の会社に心血を注いできた。それを手放したくはないが、もうどんな男性にも興味は持てないのに。しかも、相手はプレイボーイで有名な海運王ルーカス。引き締まった体に、黒髪と黒い瞳を持つたまらなくセクシーな男性だ。仕方なく簡素な結婚式をしたものの、アリーシャは気もそぞろだった。にせの結婚とはいえ、夫婦の義務を果たさなければならないの?だが、初夜のベッドで震える彼女にルーカスは信じがたい提案をした。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2011年01月05日
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- 著者
- ヘレン・ビアンチン
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- 訳者
- 山田理香
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- 定価
- 723円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2010年12月16日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-12569-9
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- 書籍番号
- R-2569
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モニター
過去の離婚により傷ついたヒロイン。傲慢(?)とも思えるヒーローとは反発しあっていました。二人の仲はお互いに感情を隠しているので、少し、やきもきしましたが、最後に大きな事が起きて、一気に温かい気持ちになれました。
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モニター
過去の結婚により傷つきおびえるアリーシャ。大人の男性として大きい包容力で接するルーカス。ルーカスの大人の愛がアリーシャの傷ついた女性としてのプライドと愛を蘇らせる。私の大好きなヘレン・ビアンチンのラブストーリーです。
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モニター
横暴だった前夫のせいで男性を信じられず、ルーカスを意識しながらも、完全に心を開くことができないヒロイン。少しずつ状況は変わるが、二人の間には問題も残されていて…。二人の深まっていく愛が感動的。
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モニター
前半はちょっと傲慢な感じのルーカスと反発するアリーシャのやり取りがどきどきして面白かった。後半は、ルーカスの深い愛情が感じられた。前夫により傷つけられ二度と男性に許すまいと誓ったアリーシャの心を広く深く包みこみ心の壁を崩していく。ルーカス自身も便宜上の結婚のつもりがいつしかアリーシャを愛し守ってあげたいと思うようになる。女性ならだれしもこんな愛されかたをしたいと思ってしまうに違いありません。ただ、作品の中ではアリーシャは大変優秀なビジネスウーマンのようなのでその辺の描写が実務としてもう少しあったらよかったと思う。
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モニター
思い出したくない過去はだれもが持っているであろう。泣いては悩み、もがき苦しむ。男性も自分も信じられなくなってしまうであろう。人を愛することにも憶病になる。主人公のアリーシャに涙しました。強く愛したい。恋人との濃密な営みがしたい。裏切られ、どん底にいる女性に読んでいただきたい一冊です。
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モニター
悲惨な離婚をのり乗り越えるため身を粉にして会社のため尽くしたのに、父の遺言で一ヶ月以内にルーカスと結婚しなければすべてをうしなうなんて。もう一度男の人を信じられるのか無邪気だった昔にもどれるのか。アリーシャは幸せになりたいだけなのに。
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モニター
前の夫がどれほどの心の傷をアリーシャに与えたかを思うと怒りを覚えた。アリーシャの強さと鎧の中にみえるもろさに、ルーカスがイチコロになっていった描写や心情がわかったら、もっと面白く読めたと思う。でも、二人が誠実に結婚生活をつむいでいく過程を読みすすむにつれ、穏やかな優しい気持ちが生まれる作品でした。
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モニター
良くある契約結婚?と思いながら読んでいました。キャリアウーマンとして働く姿は女性の憧れ、おまけに社長令嬢というセレブな環境にうっとりしましたが、心と身体に傷を持ち、かたくななヒロインを優しく溶かしていくヒーローはとても優しかった。情景描写が多く会話が少なかったのが残念です。
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モニター
心と体に傷を持つヒロイン、アリーシャの気持ちをヒーローのルーカスが強く、時には優しく溶かしていく。アリーシャが自分の気持ちをどう伝えたらいいかわからないでいる切ない気持が伝わってきました。初めは傲慢な男性かと思っていたが結婚してからはとても優しく羨ましくなりました。お金持ちでキャリアウーマンのアリーシャは仕事の能力もありセレブな生活をしている所が同じ女性として魅かれた。
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yuki
アリーシャは父の会社の重役。ところが父親は奇妙な遺言を残して、死去。その遺言とは、アリーシャが大富豪のルーカスと結婚しないとアリーシャの会社経営権、その他一切を認めないというもの。
みせかけの偽装結婚なのに、ヒーローのルーカスはあまりにも大人で思いやりもあり、考え深い人物。ヒロインのアリーシャは、かつて情熱にまかせた結婚で失敗し、夢も希望ももたない女性。しかし、その気持ちを表に出さない聡明で礼儀正しく、おまけに社交術にもたけている女性。
例えば、ルーカスの元彼女に嫌味を言われても、客の前では、相手にもしないでにこやかに話しかける。二人っきりになったときは、いわれっぱなしにならないで、相手にはっきり言ってやる。しかも「目には目を」のやり方で。
こんなアリーシャを気に入らない男性はいない。ルーカスは、アリーシャの本質を見抜き、彼女のよさを再び引き出すために、愛する喜びを知らせる。しかも、強制しないで優しく…。
「じわじわと僕の心に入り込み、すっかり僕を虜にしてしまう美女だったんだ」とルーカスはいうけれど、虜にしたのは、読んでいた私の心もよ・・・・なんてね。すごくお勧めの一冊です。
ニュージーランド生まれ。若いころ、秘書学校を卒業してすぐ友人と客船で対岸のオーストラリアに渡り、働いてためたお金で車を買って大陸の旅をした。その旅先で二人とも生涯の伴侶を得たという。