ハーレクイン・シリーズ
レイフ・メディチは新聞を持つ手に力を込め、写真つきのその記事を食い入るように見つめた。元恋人のタバサが、幼い男の子とともにうつっている。中身は最低だと知りつつも、彼女の美しさにはやはりはっとさせられた。だがレイフが目を奪われたのは、タバサの隣にいる子供のほうだった。メディチ家の人間だとひと目でわかる、特徴的な容貌……タバサは別れたあと、こっそり僕の子を産んでいたのか?真実を知るため、レイフはすぐさまタバサたちの居場所を突き止めた。そこで待っていたのは、三年前にタバサは死んだという知らせ。そして彼から甥を守るように立ちはだかる、タバサの双子の姉だった。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2011年01月05日
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- 著者
- リアン・バンクス
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- 訳者
- 大田朋子
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- 定価
- 734円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2010年12月16日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-51423-3
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- 書籍番号
- D-1423
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- ミニシリーズ
- メディチ兄弟は罪作り
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モニター
突然自分の子供がいると知ったヒーローですが、子供の母親は亡くなっていて、双子の姉であるヒロインが代わりに育てています。ヒロインの妹は、ヒーローと付き合っていた時から自分勝手だったようで、ヒロインがヒーローのことを誤解するようなことを吹き込んでいました。ヒロインの、自分が育った環境とヒーローをダブらせて心配する姿は、ちょっと神経質かな~と思いましたが、子供のためにお互いが少しずつ譲り合って、愛に気づいていく過程がよかったです。
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モニター
不幸な境遇に育ったことが原因で心に傷を持ち、惹かれあいながらも、なかなか相手を素直に信じることができないレイフとニコール。読んでいて、信じては疑うことを繰り返す二人の気持ちがよく伝わってきました。ニコールの優しさと寛容な心を思い返し、自分の本当の気持ちに気付いたレイフが、思い切った行動に出たときは、ホッとしたのと感激で胸が熱くなりました。
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モニター
主人公・ニコールは、“強気な女性”というだけではなく、本心をうまく隠しつつも相手を積極的に理解しようとする知性も兼ね備えた大人の女性。それがまた傲慢でハンサムなレイフとの恋模様を複雑にしていて、読んでいて何度もキュンとなりました!! 作者らしい、「なるほど~。うまいなぁ~」と思わせるユーモラスな会話も作品の大きな魅力の1つ! 残り続編の2作も絶対読みます!!
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モニター
富豪男子の育児日記です(笑)。ヒロインの双子の妹に昔さんざん振り回されたうえ、息子が生まれたことを秘密にされ、生い立ちに辛い事情があるヒーローは怒り心頭なのですが、それ以上にたくましい母鳥のようなヒロイン! 甥っ子のためならたとえ心惹かれるヒーローでも敢然と立ち向かいます。惹かれあう二人のやりとりがじれったくて、たまらない! でもそのやりとりのある分、「お金持ちの傲慢ヒーロー」の部分は薄かったかな。ふたりの関係がセクシーだけどかわいくて楽しかった。ヒーローの弟で「真面目でおだやかに見える」マイケルの話も楽しみです。
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モニター
自分が大切に育ててきた甥を、突然現れた父親が連れていってしまう。ヒロインはどんな気持ちになるでしょう。しかも、当の父親がハンサムで魅力的だなんて! プレイボーイが、愛を知り父親となって行く、微笑ましく温かい作品です
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モニター
初めて、リアン・バンクスの作品を読みましたが、楽しく読ませていただきました。お互いに、惹かれるものを感じながらも、心に傷を負っているがゆえに信頼できない、レイフとニコール。でも、心の奥底では信頼できる人だと互いに感じている。そんな二人がジョエルを通して、少しずつ信頼を深めていく様子はホッとするやら、もどかしいやら、思わず、「信頼して大丈夫!」と言いたくなった。
USAトゥデイのベストセラーリストにも登場歴を持つ、アメリカのロマンス小説界でナンバーワンの売り上げを誇る人気作家の一人。超人気作家ダイアナ・パーマーも彼女を大絶賛している。