ハーレクイン・シリーズ
ダナは著名な映画監督の娘として生まれ、父親の期待に応えようと懸命にアシスタントの仕事をこなしてきた。今回も映画のロケ地にぴったりの古い城をパソコンでいち早く見つけ、早速その下見に、ひとりでフランスのロワール渓谷を訪れた。そして森に覆われて眠るようにたたずむ城に一瞬で魅せられてしまう。城だけでなく、持ち主のアレックスという男性にも――。彼は祖父から引き継いだ遺産の大きさにたじろぎながらも、荒れはてた土地をなんとかもとに戻そうと奮闘しているようだった。それでも、そんなアレックスにいくら心を動かされたとはいえ、まさか会ったばかりの彼と、このあと一カ月も二人きりで城で過ごすことになるとは、ダナは夢にも思っていなかった……。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2010年12月20日
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- 著者
- レベッカ・ウインターズ
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- 訳者
- 平江まゆみ
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- 定価
- 723円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2010年12月02日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-22140-7
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- 書籍番号
- I-2140
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モニター
ヒロインのダナは映画監督の娘。映画業界というだけで、すごく憧れるのですが、その上シチュエーションが古いお城とハンサムな男性!! もう見逃せません(笑)。ダナがまた一途で、仕事も恋も一生懸命なところにすごく共感を覚えました。父との関係、アレックスとの関係が最後まで気になり、一気に引き込まれました。あぁ、アレックスに一目会ってみたい!!
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モニター
荒れてしまった母の形見の城を一生懸命に手入れするアレックスと、父の仕事の手伝いをするダナ。家族だからこそ踏み込んでいけない壁を乗り越えようとする二人が、ロマンチックなお城や美しい森の中で、心を通わせていく様子が、とても自然に描かれています。映画の撮影や、古城という普段体験することのない世界も魅力的です。
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モニター
古城で恋に落ちるなんて素敵! 映画のロケ地として使用するなんてさすが海外、スケールが大きい。主人公のダナが古城の持ち主であるアレックスへの恋心に少しずつ気づいていき、彼のために何かしたいという切ない乙女心が胸キュンでした。
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モニター
テンポの良い文章でストーリーの展開も早く、すぐに次のページを開きたくなる。フランス人、アメリカ人、オーストラリア人の少しずつ違う気質や言葉の違いも盛り込まれていて興味深い。美しいフランスの古城、葡萄畑、料理が浮かんでくる物語。登場人物が少なめなので、どんな人物なのか自分でイメージしながら読み進めるのも楽しいかも。
アメリカの作家。十七歳のときフランス語を学ぶためスイスの寄宿学校に入り、さまざまな国籍の少女たちと出会った。これが世界を知るきっかけとなる。帰国後大学で、多数の外国語や歴史を学び、フランス語と歴史の教師になった。ユタ州ソルトレイクシティに住み、四人の子供を育てながら執筆活動を開始。これまでに数々の賞を受けたベテラン作家である。