ハーレクイン・シリーズ
パーティー会場で、華やかなドレスに身を包んだセレステは、父の会社の後継者が発表される瞬間をいまかと待っていた。娘のセレステが継げば、母の死後、娘を顧みなくなった父もきっとまた彼女を認め、絆を深め合うことができる。それがセレステにとっては何よりも大きな夢だった。ところが、発表された後継者の名は、ベントン・スコット。業界に名を轟かせている若手の投資家だという。いったいなぜ……?茫然自失のセレステを、男性がひとり、会場の隅から見つめていた。“きみが誰かは知らないが、ぼくは欲しいものは必ず手に入れる”射るような青い瞳で、まるでそう宣告するかのように。
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- 頁数
- 192頁 / 新書判
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- 発行日
- 2010年12月20日
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- 著者
- ロビン・グレイディ
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- 訳者
- 秋庭葉瑠
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- 定価
- 755円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2010年12月02日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-51422-6
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- 書籍番号
- D-1422
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モニター
セレステの父の会社を買収しようと現れたのは、若くして成功した投資家のベントン。会社を継ぐものだと思っていたセレステは反発します。敵同士であるにも関わらず、二人は魅かれ合ってしまい、危険なゲームが始まります。セレステの燃え上がる情熱の一方には心の葛藤があり、切なくなりました。「情熱」そしてこの作品のもう1つのテーマは「家族愛」です。ベントン、セレステ、それぞれの家族の心温まるストーリーに涙が溢れました。
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モニター
父親が後継者を発表するパーティー会場でセレステとベントンは出会います。魅力的だけど危険な香りのするベントンにセレステはひと目見たときから魅かれてしまいます。そしてベントンもまたセレステに魅了されます。しかし、父親が発表した後継者は自分ではなく、はじめて出会った魅力的な男ベントンだったのです。この瞬間からセレステにとってベントンは自分から父親も会社も取り上げていく敵に見えてしまいます。しかしその一方で魅かれて行く気持ちも増していきます。
こんな出会いから始まってしまったため、お互い惹かれあっているのにどのような展開になっていくのか目が離せなくなりました! そしてベントンの魅力や、たくさんの官能的なシーンがますます話を面白くしていました。 -
モニター
一目で心を奪われた2人。皮肉にも敵対する立場で出会ってしまったのに、気付けば共に歩み始めていた。互いに、自分の気持ちに戸惑ったり、悩んだりしながらも、最終的には互いを求めあう方に動いていく。そんな2人の姿に「運命」を感じながら読み進めることができました。純粋に男女の愛や駆け引きを楽しめる作品だと思います!
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モニター
ボリューム満点の1冊でした。ページ数も多いし、ヒロインの複雑な心境・父親との確執など、じっくり読むことができまっした。父親に自分を認めてほしいというヒロインの一途な思いに感動しました。お勧めの一冊です。
十五年間、テレビ局のプロダクションで働いたのち、かねてからの夢だった作家になる道を選んだ。ハーレクイン・ディザイアを支える作家の一人になれて嬉しいと話す。お気に入りのスポットは映画館と海辺。現在はオーストラリアのサンシャイン・コーストで、夫と三人の娘とともに暮らしている。