ハーレクイン・シリーズ
イーヴァはシングルマザーだった母の葬儀の日、驚くべき事実を知る。亡き父は、中東の王国アザリムの王子だったというのだ。そして突然、自分がプリンセスだと知ったうえに、隣国のシークとの結婚話も進んでいると知って、激しく反発を感じた。奔放だった母のせいで、男性には興味が持てないのに……。しぶしぶ顔合わせの夕食会だけは承知するものの、当日、相手のシーク・カリムは真夜中にびしょ濡れの姿で現れた。無断で約束を破る無礼な人! でも、なんてゴージャスな男性かしら。ひとまず事情はきかずに部屋に招き入れ、居間で寝かせたが、翌朝自分のベッドで目覚めると、隣にいるのはシーク・カリムだった。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2010年12月05日
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- 著者
- キム・ローレンス
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- 訳者
- 小池桂
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- 定価
- 723円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2010年11月18日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-12561-3
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- 書籍番号
- R-2561
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モニター
雨に濡れてびしょぬれ姿で現れたシークは、日本風で言うならば水もしたたるいい男。そんな魅力的な男性が「私のプリンス」だとわかり、うろたえるピュアな主人公が可愛らしい。愛のない契約結婚に傷つき、嵐のような運命に流されていくヒロインを応援せずにいられません。
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モニター
価値観の違う二人の心のすれ違いは単純なことを複雑に変えていまい、相手を想えば思う程、絡み合っていくのがじれったい。王族の義務を重んじるカリムと一般市民で過ごしていたイーヴァにとって価値観、立場が違いすれ違うが、二人とも心優しいところを垣間見せながら絡み合った糸を解していくとろが素敵でした。
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モニター
自分の出生の秘密が明かされたのもつかの間、隣国の王子とのお見合いが。とてもそんな気持ちにはなれない二人が何故か互いに急速に引かれあいながらも、誤解や勘違いから紆余曲折にあう。そんなじれったさが事細かにそして納得のいく描写で描かれていて、途中での休憩も出来ないほどに一気読み間違いなし。
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モニター
シークものは、好きな作品のひとつなので、手元に届いた時、正直やった!!っと思いました。お母さんが亡くなるという突然の訃報と、出生の秘密を抱えた主人公イーヴァと、傲慢だとばかり思っていた婚約者シーク・カリムとのやり取りは、読んでいて、とてもドキドキしました。序盤で出てくる、カリムのライバル?らしき男性の横柄な態度とか、作品終盤に出てくるイーヴァのライバル?らしき魅力的な女性など、二人以外の人物との絡みもとても面白かったです。
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モニター
突然、沙漠の国のプリンセスに!そして、すてきなシークとの結婚話が!というとお伽話みたいなのに、実際は地に足のついた読みごたえのある物語。引き込まれて読み進め、最後はしみじみ、幸せな気持ちになれました。
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モニター
どこにでもいるようなこんな平凡な自分がプリンセス!? 王女だと知らずに育ったヒロインと、シークとのラブロマンスです。お互いにひかれあいながらも、なかなか心が通じ合わない二人。ある日砂嵐に巻き込まれたヒロインを助けにきたシーク・カリムは、廃墟となった洞窟に逃げ込みます。誰もいない静かな洞窟の中で、お互いの本音をぶつけ合い誤解がとけていき…ドキドキしながら一気に読みました。
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かお
主人公のイーヴァが謙虚でとても好感がもてた。傷心のカリムを慰め、支える姿は現実の恋愛にも参考になるなと思いました。特に男性への言葉のかけ方が素敵で、初めての作家さんだったけれども、次も読んでみたいです。
それからイーヴァはもちろん、カリムの娘も登場し物語の重要なエッセンスになっているのが面白いです。じれったい二人に、どうなることかとヤキモキしたけれど期待に応えてあま~いラブシーンを堪能できました。欲を言えば、もっとその後のアミラとのエピソードが読みたかったです。
イギリスの作家。ウェールズ北西部のアングルジー島の農場に住む。毎日三キロほどのジョギングでリフレッシュし、執筆のインスピレーションを得ている。夫と元気な男の子が二人。それに、いつのまにか居ついたさまざまな動物たちもいる。もともと小説を読むのは好きだが、今では書くことに熱中している。ハッピー・エンディングが大好きだという。