ハーレクイン・シリーズ
ケータリングサービスを営むジェーンはある夜、ずっと避けてきた男、ガブリエルに出会った。三年前、理不尽な因縁からジェーンは彼の恨みを買い、以来報復を恐れ、髪の色も名前も変えてひっそり生きてきたのだ。ところがガブリエルは、ジェーンの正体には気づかず、花束を贈ったり食事に誘ったりとしきりに交際を求めてきて……。
三人の子供に手を焼く男性ニックのもとに派遣された、天使のベス。子守をすることが使命だと思ったが、ひどく不幸せそうな彼を見て、自分は彼の心を救うために天上から遣わされたのだと気づく。ベスはニックの心に人間らしい感情をよみがえらせるが、いつしかある悩みをかかえるようになった。天使だというのに、人間のニックに恋をしてしまったのだ。
-
- 頁数
- 256頁 / 新書判
-
- 発行日
- 2015年05月05日
-
- 定価
- 901円(税込)
-
- ポイント
- 0pt
-
- 発送予定日
- 2010年11月18日(予定)
-
- ISBN
- 978-4-596-81599-6
-
- 書籍番号
- PB-99
-
モニター
『過去からの誘惑者』過去の因縁と決別したはずの主人公が偶然にも因縁の相手と再会してしまうところから物語が進んでいきますが、とにかく因縁の男が何を考えているのか最後までわからないところが、読んでる私もワクワク、ドキドキしながら結末まで読みきりました。
『地上に降りた天使』クリスマスの前に3人の子供とその父親を救うため現れた天使が彼らを幸せに気づかせた分、自分の恋心に悩んでいく過程が素敵です。クリスマスには神様がみんな平等に幸せにしてくれる、そんな作品です。 -
モニター
『過去からの誘惑者』ある男性から身を守るために姿かたちを変えて、ひっそりと暮らすヒロイン。運命のいたずらか、その男性が、彼女の前に現れます。次第に惹かれていくヒロインは、どんな選択をするのでしょうか。
『地上に降りた天使』3人の子供の手を焼く男性に、救いの手を差し伸べたのは、実は天使?! 人間と天使に恋愛はできるのでしょうか。どちらも、クリスマスにはぴったりの物語となっています。 -
モニター
クリスマス前にぴったりの2作品です。
『過去からの誘惑者』は、名前も外見も変えて過去から逃れて生きてきたヒロイン・ジェーンが、一番関わりたくなかったヒーロー・ガブリエルに思いがけない場所で出会い、興味を持たれたことから始まる。自分を憎んでいるはずのガブリエルの言動に怯えて警戒し、苛立っているのに気落ちしたりするジェーンの心は、まるで鏡で見ているよう。。。
一方、『地上に降りた天使』で ひどく傷ついていたのはヒーロー・ニック。ベスは、天使としての任務があるのに いつの間にか…
キャロル・モーティマーの描く1冊に、それぞれ違う魅力の2人のヒーローと出会えて、ちょっと得した気分(^ー^* )♪ -
モニター
クリスマスにふさわしい二つの物語が読めて、お得な一冊です。ふたりのヒロインは、神様のいじわる(?)で不幸な目にあってしまいます。でも、ハッピーな結末を迎えるので、ほっとしました。自分の気持ちを大切にして、自分の幸せを見つけるのが一番ですね。読み終えて、クリスマスの準備をしなくちゃと思いました。
-
モニター
二話のうち「過去からの誘惑者」から。過去をきりすてて生きようとするジェーンの始めは語られなかった過去が読み手には謎で、悲しい過去があるように思えます。ガブリエルに再会する事で過去が暴かれる事を恐れ、彼を避けようと冷たくするのですが、強引なほどの彼の好意の示し方に、拒絶してもいろんな手で何度も会おうとする彼の情熱。こんなにも求められたら素敵だなと思いました。
-
モニター
「過去からの誘惑者」が特に心に響きました。初めての作家で、どんな話か全く見当もつかなかったのですがページをめくり始めると止まらず、一気に読み上げました。推理小説風にジェーンの過去の出来事が少しずつ明かされていく過程がドキドキしたし、ヒーローのガブリエルが悪者からどんどんカッコよく思えてくる描写も他にはない面白さがあったと思います。
「地上に降りた天使」はいかにもクリスマスという話で、心がふんわか優しい気持ちになりました。2編通した全体的な印象は、文章がとても綺麗でイメージしやすくロマンスの王道だなと感じました。包み込むような優しい愛を感じたい人にお勧めです。 -
モニター
作者お得意の「傲慢金持ち系嫌なヤツであるヒーローが ヒロインに出あって彼なりにめろめろになって・・・という落差を楽しめる作品です。前夫との辛い結婚から立ち直れてない『過去からの誘惑者』のヒロインと何をやってもうまくいかない天使が何故この使命を与えられたかわかっていく『地上に降りた天使』のヒロイン。どちらも素敵な作品でした。
-
モニター
『過去からの誘惑者』過去の出来事から人と深くかかわるのを恐れるようになったジェーン。ある日、避け続けていたガブリエルと会います。彼も過去から引きずっているものがあって…『地上に降りた天使』別れた妻が事故にあい、子供たちを預かることになったニック。そこに天使のべスが派遣される。ニックは彼女と出会い過去と向き合うようになり…クリスマスの奇跡が起こす素敵なラブストーリー。胸がいっぱいになる二作品でした
ハーレクイン・シリーズでもっとも愛され、人気のある作家の一人。一九七八年にイギリスでデビューして以来、これまでに刊行された作品は実に百冊を超える。十四歳のころからロマンス小説に傾倒し、アン・メイザーの作品に感銘を受けて作家になることを決意した。物語を書くときに一番楽しいのは、ヒロインとヒーローの性格を考えるとき。書いているうちに徐々に主導権がヒロインとヒーローに移り、いつのまにか彼らが物語を語りはじめるのだという。現在キャロルは“イギリスで最も美しい場所”マン島に、夫と子供たちと住む。