ハーレクイン・シリーズ
初恋の相手、アレックスと数年ぶりに顔を合わせたレベッカは、彼の目に今もたぎる憎しみにおののき、凍りついた。かつて二人は令嬢とその使用人の息子という間柄ながら、惹かれあった。だが娘とアレックスの噂を耳にしたレベッカの父親は激怒し、アレックスの一家を追い出して路頭にさまよわせたのだ。今では彼もレベッカの父親と肩を並べる億万長者になったものの、過去に受けた仕打ちを恨んでいるのは明らかだ。そしてレベッカは、まだ皮肉な現実を知らずにいた。父親がどうしようもないほど多額の借金を抱えており、レベッカたち一族の命運を握っているのがアレックスだということを。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2010年12月05日
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- 著者
- デイ・ラクレア
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- 訳者
- 雨宮幸子
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- 定価
- 734円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2010年11月18日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-51417-2
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- 書籍番号
- D-1417
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- ミニシリーズ
- 華麗なる紳士たち:悩める富豪
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モニター
作家競作六部作の最終話ですが、前作を全く知らなくても楽しめました。富豪の令嬢レベッカは、初恋の相手であるメイドの息子アレックスとの仲を、他人の思惑によって引き裂かれます。その後アレックスはレベッカの父を凌ぐほどの富豪に成り上がり、再会…。令嬢でありながらも、独立心に富み優しく正直なレベッカには好感が持てます。アレックスの苦悩も理解できるので、その分、二人のすれ違いにはやきもちさせられました。作品に出てくる今までの登場人物も魅力的で、前5作を読みたくて仕方なくなりました。1作目から読みたかったですが、最終話から遡っていくのもまた楽しいかもしれません。
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モニター
身分違い、復讐、友情、謎解き…ハーレクインの王道をいっぱい詰め込んだ作品です。でも、話の展開に無理がなく、わくわくしながら最後まで一気に読みました。この話だけでも十分楽しめますが、シリーズを通して読み進めると、魅力的な登場人物ばかりで、なお一層楽しめます。
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モニター
大富豪との恋愛。あり得ないシチュエーションだけに想像力と憧れに満たされながら一気に読みました。そして、大胆な愛の表現にドキドキして余計に引き込まれました。6部作の最終話。シリーズ全作読もうと思います。
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モニター
過去の出来事からヒロイン父への復讐を誓うヒーロー。使用人の息子という立場から成功し、絶好の復讐のチャンスが訪れます。ヒロインの危機を見過ごすことができず苦悩しながらも手を差し伸べるヒーローが素敵でした。シリーズを通しての事件も解決するようですが、前作未読のため良くわからない場面もありました。
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モニター
恋の駆け引きだけでなく放火事件、横領、ヒロインとその資産を手に入れようとする悪巧みなど盛りだくさんの内容です。登場人物が多いので、やや戸惑いましたが会話や心理描写は分かりやすくてストーリーに引き込まれてしまいました。レベッカは気丈な女性、復讐を誓いながらも彼女を見守るアレックスは心優しき紳士です。
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モニター
前にも読んだ事があるような、懐かしい話でした。レベッカは酷い父親の事をかばう健気な女の子で、どうなるかと思いましたが最後まで話が予想でき安心して読んでました。アレックスとレベッカのもどかしさに少しイライラしましたが。でも、六部作の他の作品も読んでみたくなりました。
家族とともに、ノースカロライナ州東岸沖の小さな島、ハッテラス島に住む。毎年激しい嵐に襲われ、しばしば停電に悩まされながらも、それを補って余りある、美しい自然や楽しい釣り、そしてこの上なくすばらしい海の眺めに魅せられている。家族で飼う猫や、息子が飼うハムスターなどに囲まれ、にぎやかに暮らしている。