ハーレクイン・シリーズ
ホテルの廊下を進んでくるトレントの姿を目にした瞬間、思いがけぬ再会にペイジの足取りは鈍り、背筋にいやな汗が流れた。一年前、従業員のペイジは仕事で滞在中のトレントと出会い、誘われるまま、彼のスイートルームに行くという過ちを犯したのだ。甘美とは程遠く、惨めな思いだけが残ったひととき――あの夜に与えられた屈辱はいまも忘れていないが、それでも礼儀を貫こうと、ペイジはぎこちなく挨拶した。あろうことか一方のトレントは彼女の顔すら覚えておらず、ペイジはさらに傷つき、これ以上はかかわるまいと心に決める。後日、トレントが態度を変えてデートに誘ってくるまでは。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2010年11月20日
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- 著者
- エミリー・ローズ
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- 訳者
- 松元冴子
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- 定価
- 734円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- ISBN
- 978-4-596-51415-8
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- 書籍番号
- D-1415
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- ミニシリーズ
- 空翔る一族
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モニター
三部作の最終話だそうですが、面白くて一気に読んでしまいました。トレントの本当の事を言いたいけれど言えない状態にハラハラ。そして去年とは違った彼に戸惑いつつも次第に惹かれていくペイジの気持ちもわかるだけに、最後まで2人がどうなるか気が抜けなくてあっという間に読んでしまいました。他の2作品を読んでなくても読み応えありましたよ! それでも、ぜひぜひ他の2作品も読みたいです!!
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モニター
ベガスのホテルには、一体どのぐらいのジェットコースターがあるのかな? カジノもそうだけど、なんて魅力的な街!! そんな大人の娯楽にあふれたベガスで出会う、トラブルシューターの二人の恋は、ジェットコースターのようにゆっくり上っていって、真っ逆さまに落ちて行って……ホテルの夜景に酔いしれながら読みました。
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モニター
一夜限りの関係、屈辱的な経験・・と、いきなり最初のページから過激なキーワードが並び、テンポの良い文章に引き込まれてしまう。嘘と誤解から始まった二人の関係、お互いを探りあいながら自分の気持ちを抑えきれなくなっていく様子がとてもせつなく、セクシーなストーリー。ジェットコースターに乗るというデートも新鮮で楽しい。トレントをもっと知るために第一話も第二話も読みたくなった。
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モニター
もう最初から最後までドキドキしっぱなしです! 主人公ペイジの新しい自分になりたい、前に進みたいという強い想いが引き起こした出逢いと行動力。トレントを誘惑しようとあの手この手で勝負しているペイジがかわいくもありセクシーでした。脇役ででてくるペイジの姉妹も個性的で、彼女たちのお話も読んでみたいと思いました。
大学生のころからつき合っていた夫と四人の息子とともに、ノースカロライナで暮らす。十二歳のころからロマンス小説が好きだった。趣味はキルトづくり、料理(特にチーズケーキが得意)、そしてカウボーイに関すること。息子たちの野球の試合を熱心に観戦する母でもある。