ハーレクイン・シリーズ
ミリアムは、カリスマ企業家ジェイと熱烈な恋におち、わずか三カ月で結婚した。美しいイタリアの別荘でのハネムーン、テムズ川を見渡せる宮殿のようなペントハウス。“僕はきみを永遠に愛し続けるよ”。幸せだった。それなのに……。夫はオフィスで秘書と浮気していたのだ。ミリアムは家を飛び出した。十カ月後、頑として離婚を主張するミリアムに夫はある条件を提示した。「家に戻って夫婦として過ごすこと。当然、ベッドも共にするんだ」
-
- 頁数
- 160頁 / 新書判
-
- 発行日
- 2010年11月20日
-
- 著者
- ヘレン・ブルックス
-
- 訳者
- 山科みずき
-
- 定価
- 723円(税込)
-
- ポイント
- 0pt
-
- ISBN
- 978-4-596-12554-5
-
- 書籍番号
- R-2554
-
モニター
自分自身、父親、母の生き方。それらへの不信が複雑に絡み合い、注がれる愛情すら目に入らないミリアム。がんじがらめの彼女の心にあの手この手でアプローチするジェイとの駆け引きがとても面白い! 目まぐるしく変化していくミリアムの気持ちに、読んでいる私も翻弄されてしまいました。次はどうなるか、ミリアムはどんな反応を示すだろうか。気になって気になって、一気に読んでしまいました!
-
モニター
夫のジェイは、ハンサムで裕福な起業家。女性の注目を集めてしまうので、妻のミリアムは心配でなりません。そんなある日、浮気現場を目撃してしまい…? ジェイは誤解を解こうとしますが、ミリアムは信じようとしません。ある理由から男性を信頼することができないのです。「どうして信じてあげられないの!!」とやきもきしましたが、ラストは、ジェイが贈ったクリスマスプレゼントに感激し、幸せな気分になりました。
-
モニター
今まで読んだハーレクインの中で一番好きかも! 夫のジェイがオフィスで秘書と浮気をしているところをみてしまい別居しているミリアム。ジェイはどうしてもミリアムを手放したくない。そしてまたミリアムもジェイを愛している。ミリアムをとりもどすために必死になるジェイに、ミリアムにたいする深い愛情と、ジェイの苦悩が垣間見れてとても切ない。
なんどもミリアムに拒否されるジェイ。自業自得とはいえこんなにも愛されることってないんじゃない!って思ってしまう。愛しているがゆえに悩み続けるミリアムにはやくジェイのもとにもどってあげてーと、かなり感情移入してしまいました! はぁ~情熱と切なさがほんとにうまくミックスされてる! -
モニター
頑なまでに自分の考えに固執してしまったミリアムに対し、ジェイは暖かく包み込むような愛情で接します。真実に触れていくうちに、揺れ動くミリアムの心に対しても。いつもはヒロインに肩入れしてしまうことが多いのですが、今回はヒーローに対して肩入れしながら、読み終えました。
-
モニター
夫の浮気…ヒロインにとってつらい出来事。本当は愛し合っている二人なのに、すれ違う思い。ヘレン・ブルックスの作品を夢中になって読みました。ヒロインの思いが伝わってくる作品。最後まで楽しく読めますよ。
イングランド中部ノーサンプトンシャー在住。敬虔なクリスチャンであり、家事や育児にいそしみ、三人の子供を育てた。書くことは長年の夢だったが、実際に執筆に取り組んだのは四十代に手の届く頃。現在は次々に作品を発表している。