ハーレクイン・シリーズ
聖夜のプリンセス
プリンセスとCEO。ありえない出会いが二人に訪れて……。
マサチューセッツ州の海辺の町に移り住んで一年、マリアベラは、観光客相手のギャラリーを経営しながら穏やかな日々を過ごしていた。イタリア沿岸の小さな島国に住む両親は、帰郷を願っているけれど、あと数カ月、せめて二十五歳の誕生日まではそっとしておいてほしい。だがそんな願いもむなしく、思わぬ人物が平和な生活をかき乱す。不動産会社の★最高経営責任者/CEO/ジェイク――。彼は突然町にやってきて、商店街をそっくり買い取って巨大リゾートに造り変えたいと言いだした。無謀な開発を押しつけるジェイクに、マリアベラは我慢がならなかった。彼女は反対運動に乗り出すが、一方で皆の注目が集まるのも恐れていた。ずっと隠し通してきた素性が知られてしまうかもしれないからだ。小国とはいえ王家の伝統を守り続ける君主国の継承者であることを……。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2010年11月20日
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- 著者
- シャーリー・ジャンプ
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- 訳者
- 西江璃子
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- 定価
- 723円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- ISBN
- 978-4-596-22134-6
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- 書籍番号
- I-2134
本を読むことを学んでからずっと作家だったという。十一歳で処女作を売り上げ、その後リーポーターになり、ついにはフリーライターになった。だが、いつも小説家になる夢は持ち続けていた。夫と二人の子ども、そしてペットたちとの刺激に満ちあふれた生活が、彼女のユーモアセンスを鍛えるいい糧となっている。