ハーレクイン・シリーズ
カリブ海に浮かぶ楽園、サン・ルリ島。リサは父が働くホテルで経営者の息子クリスと兄妹のように育てられた。両親亡き後、寄宿学校を卒業したリサがホテルに戻り、幼なじみのクリスと婚約したのは当然の成り行きだった。だが、一年が過ぎてもリサは結婚に踏み切れないままでいる。旧知の仲なのに、時折クリスに恐れを感じてしまうのはなぜだろう?そんなある日、カジノに悪名高いギャンブラー、ルークが現れた。彼に品定めするような目で見つめられ、リサの胸がざわめく。すると、ギャンブル好きのクリスが彼に無謀な勝負を挑むのではと心配するリサに、ルークはある取り引きを申し出た。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2010年11月05日
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- 著者
- シャーロット・ラム
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- 訳者
- 田村たつ子
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- 定価
- 713円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2010年10月22日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-74274-2
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- 書籍番号
- HRV-4 (初版I-40)
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モニター
カリブ海の美しい島で育ったリサは、純粋で魅力的な女の子。恋人のクリスとは自然の成り行きで婚約したが、結婚にはまだ踏み切れずにいました。そんな時にルークと運命的な出会いをし、リサはある事実を知る事になります。何も知らなかった女の子が精神的に大人になっていく過程が劇的で、ルークとの関わりにドキドキしながら読みました。
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モニター
優しいはずの婚約者、嫌いなはずのギャンブラー、その2人の間で揺れ動きながら少女から大人の女性へと変わっていくリサの不安や戸惑いがとても丁寧に描写されています。情熱的に振舞いながらも自分の気持ちに正直になりきれないルークのおかげで最後の最後まで2人はどうなってしまうの? 大丈夫なの?? とハラハラして読みきってしまいました。リバイバルされるだけの理由がある1冊だと思います。
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モニター
年齢差萌え! 更にそこに純真なヒロインと、ちょっと皮肉で意地悪で横柄で、でも彼女を助けるヒーロー。ルークの魅力に抗おうとしながらも惹かれていくリサ。もう、キュン死しかけました! 表紙がずいぶん懐かしい感じだったので「ちょっとこれは…」と逃げ腰だった私ですが、伊達にリバイバルされてない、確かなおもしろさでした。さすがに30年前の物とあって、和訳が懐かしい文体ですが、リズムになれるとそれも気になりません。
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モニター
自分を取り巻く小さな世界しか知らなかった純真なリサが、ルークと出会って情熱を呼び覚まされていく様子にドキドキです。ルークを愛しているのに職業や経歴を明かさない彼を信じることができないリサと、リサにセクシーに迫りつつもなかなか一線を越えようとはしないルーク。二人が愛し合っていることが分かりきっている読者としてはじりじりさせられましたが、それもハッピーエンドへ向かうスリリングな過程。じらされた後にやってきた優しいラストがじんわり沁みました。
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モニター
カリブ海のリゾート島で暮らすリサは、ホテル専属の歌手。オーナーのクリスとは幼馴染で婚約した仲だけど、リサは結婚に踏み切れない。ある日ビーチでルークに出会う。クリスには感じなかった自分の想いに戸惑うリサ。ギャンブラーは嫌いなのに、気になる人。少女のようなリサがルークと出会い、自分の内面と向き合い成長していく苦悩を、じっくりと読ませてくれる1冊です。
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モニター
クラシカル・ロマンスというだけあって、ピュアな感情の変化がとても丁寧に書かれています。ヒロインの純潔さが二人の男性を虜にするんですが、一人の男性への感情が抑えられず、情熱的に燃え上がるところはきっと読者をどきまきさせると思います。最後までプラトニックのままというのがちょっと残念でした。
第二次大戦中にロンドンで生まれ、結婚後はマン島で暮らす。大の子供好きで、五人の子供を育てた。ジャーナリストだった夫の強い勧めによって執筆活動に入り、百作以上の作品を著す。二〇〇〇年秋、多くのファンに惜しまれつつこの世を去った。