ハーレクイン・シリーズ
収入が必要になったエマは、どうにか社長秘書の職を手に入れた。面接の手応えは悪かったけれど、それは若く魅力的なエマが、プレイボーイの社長の餌食になって辞めることを懸念されたためらしい。父と兄三人を見て育ち、否応なく男性の本質を学んだわたしが、いくら魅力的でも甘い言葉に惑わされるわけがないのに。社長のルカは初対面でこそ大胆にパリでの一夜を誘ってきたものの、彼女の堅いガードと働きぶりを知ると、それきり言い寄らなくなった。それを物足りなく感じるのは、どうしてだろう?だが、一線を越えれば、いずれ彼も仕事も失うとわかっている。そんなとき、ルカに恋人のふりをして帰省に同行するよう命令された。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2010年11月05日
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- 著者
- キャロル・マリネッリ
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- 訳者
- 新井ひろみ
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- 定価
- 723円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2010年10月22日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-12553-8
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- 書籍番号
- R-2553
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モニター
家族との関係から自分自身を信じられないヒーローと、同じように家族に傷つけられてきたヒロインとのロマンス。想いあいながら心の傷のため素直になれない二人ですが、少しずつ距離を縮めていく過程がよかったです。
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モニター
ルカは家族のことがトラウマになって、なかなか前に踏み出せずに苦しんでいる。一方のエマは振り回されて傷つけられても、自立心の強さを見せつけすごいと思いました。最後までドキドキしたけど、落ち着いて良かった。
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モニター
予想をはるかに上回る物語の深さに、一気に読み、更に読み返してしまいました。プレイボーイの社長・ルカと、意思が強く思いやりもある魅力的な秘書・エマ。ところが二人にはそれぞれの家族との深い傷があり、それがもとでお互いすぐには歩み寄れません。しかし、ルカの妹の結婚式をきっかけに一気に仲が進展して…。二人それぞれの心情と過去が丁寧に描かれ、どちらにも感情移入してしまいます。親の生き方がいかに子どもの人生を左右するのか…色んなことを考えさせられました。ラストは心が温かくなり、出会えてよかったと思える作品でした。
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モニター
プレイボーイの社長のルカのもとで働き始めた秘書のエマ。おたがいの立場と家庭環境がネックとなり、なかなか一歩を踏み出せません。傲慢だけど内面は繊細でモラルもあるヒーローはとても魅力的で、話の展開に無理がなくラストまで一気に読みました。
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モニター
秘書とボスのいけない恋愛物語です☆この状況にあこがれている人はけっこういるのではないでしょうか! イケメンに恋してしまうと、つらいことってありますよね…。そんな私たちでも共感できる内容がたくさん組み込まれているので、すいすい読めました☆
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モニター
タイトルを見て、どんなオフィスラブが展開されるのかとワクワクしました。プレイボーイのルカと男性経験のないエマ、魅かれあいながらも激しく反発する二人のラブシーンはなかなか刺激的です。でも不本意な別れが訪れ……最後にルカの出生の秘密が明かされます。男女の愛だけでなく家族の愛についても考えさせられるラブストーリーです。
イギリスで看護教育を受け、その後救急外来に長年勤務する。バックパックを背負っての旅行中に芽生えたロマンスを経て結婚し、オーストラリアに移り住む。現在も三人の子供とともに住むオーストラリアは彼女にとって第二の故郷になっているという。