ハーレクイン・シリーズ
親友の恋人の城で開かれた仮装パーティで、ファッションモデルのリリーはトリスタン・ロメロに出会った。巨万の富を持つスペイン貴族で、有名なプレイボーイに。リリーは彼に心を奪われ、城のはずれにある塔で一夜をともにした。トリスタンが感情的なつながりを嫌っていることも、これが今夜限りの関係であることも、承知のうえだ。歓喜のあと、悪夢にうなされるトリスタンの姿を目にして、リリーは彼が人に言えない恐怖を抱えて生きているのを知った。ひと月半後、体調がすぐれず病院で検査を受けたリリーは、予期せぬ妊娠の事実を告げられて愕然とする。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2010年10月20日
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- 著者
- インディア・グレイ
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- 訳者
- 槙由子
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- 定価
- 723円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- ISBN
- 978-4-596-12546-0
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- 書籍番号
- R-2546
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モニター
心に闇を持ち、愛を信じないトリスタンと家庭愛に憧れていたファッションモデルのリリーの二人が繰り広げる愛の駆け引きがドキドキ、ワクワク、ハラハラし、最後までストーリーを予測できず、楽しんで読めました。
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モニター
主人公が二人とも幼少時代の痛みを抱えています。その苦しみから逃げ頑なに愛を拒むヒーローに、何も求めずすべてを与えて愛を貫くヒロインに心打たれました。後半ではさらに辛い出来事が起きてしまうのですが、それを乗りこえて迎えるハッピーエンド。脇役も多彩で、読後もいい余韻が残る作品です。
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モニター
最後の最後までヒロイン、リリーの恋の行方が分からずにハラハラしながら一気に読んでしまいました。リリーが何よりも欲していたものが永遠に手に入らないと分かった時は、自分のことではないのに涙が流れてしまいましたが、こんな結末も悪くないのかなと読後は穏やかな気持ちになれました。
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モニター
ヒーローのトリスタンは心の深い傷や悲しみに頑固に隠していたが、ヒロインのリリーが、傷付けられながらも、強い愛によってトリスタンの心の苦しみが少しずつ開放されていく。その過程が繊細に描かれていると思います。傷付け合いながらも惹かれあう二人。本当の愛は強しですね。是非読んでみて欲しいと思います。
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モニター
ドラマティックな出会いから波乱の展開に、ラストまでドキドキしながら読みました。お互いに惹かれ合いつつもすれ違い続ける二人が、試練を乗り越えながら次第に絆を深めていく姿に胸がぐっときました。恋愛の痛みを知る大人の女性のためのシンデレラストーリーだなと感じました。
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モニター
一瞬の出会いがお互いの運命を変えてしまう。冷静な仮面をかぶることに慣れてしまった、自分の気持ちを素直に表すことができない不器用なヒーローと小さな幸せを求めるヒロイン。その気持ちのすれ違いにハラハラさせられながらも、いろんな展開を見せるストーリーにグッと引き込まれてしまいました!
彼らが勇気を出してつかんだ幸せは、私たちにもあきらめるな!と後押ししてくれるようでした。
イギリスの作家。自称ロマンス小説中毒で、十三歳のときからハーレクインの作家になることが夢だった。大学では英文学を専攻し、大学生活最後の夜に知り合った男性と結婚する。主婦として三人の娘を育てたのち念願かない作家になった。