ハーレクイン・シリーズ
名門ハイタワー家の女主人と、その愛人のもとに生まれたローレン。二カ月前に父親が飛行機事故によって亡くなり、その死の真相を母から聞き出すため、ローレンは故郷を離れ、ハイタワー航空管理会社でパイロットとして勤めはじめた。社長である異父兄は、当然のごとくローレンを忌み嫌い、ありとあらゆる手を使って会社から追い出そうと画策する。そしてある日、異父兄はいつもと趣向の違う手段をこうじてきた。彼の親友、ゲイジの専属パイロットを務めるようローレンに命じたのだ。ゲイジは洗練された、とてもハンサムな実業家だ。これはいったいどんな罠? 私を彼の虜にさせて服従させるつもり?警戒しつつも、ローレンは魅力的なクライアントから目を離せずにいた。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2010年10月20日
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- 著者
- エミリー・ローズ
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- 訳者
- 片桐ゆか
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- 定価
- 734円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- ISBN
- 978-4-596-51409-7
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- 書籍番号
- D-1409
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- ミニシリーズ
- 空翔る一族
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モニター
とにかくおもしろくて一気読みしました。ヒロインがパイロットということで、初めは共感出来るのかな?と思っていましたが、とても頑張り屋さんの彼女にどんどん引き込まれていきました。ヒーローもハンサムな実業家で、とても魅力的な男性です。お互い警戒し合いながらも惹かれ合っていくやりとりもテンポよく進んでいきます。個人的にはテーブルの下でのやりとりが楽しかったですね。ヒロインの異父兄トレントもちょっと気になりました。次回作はこのトレントのお話だとか?是非読んでみたいですね。
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モニター
ヒロイン(ローレン)がパイロットと言う設定は、私には目新しく興味を持って読めました。またローレンが、義兄によって彼女への誤解を持ってしまったヒーロー(ゲイジ)の考えを、彼女自身の真摯な対応や高い知識で変えていく過程は、自然で無理なく楽しく読めました。また二人が深く結ばれる前の、テーブルの下での甘美ないたずらには、ドキドキさせられました。
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モニタ-
それぞれに、心に傷を持つのに、まったく違う2人が惹かれあうのに、それぞれの過去が障害となって意思の疎通が出来ず、本当にどうなるの?と、思いドキドキしました。ヒロインのまっすぐな性格が、とても素敵であこがれました。憎らしい異父兄弟が、本当に憎たらしいのが、かえって良かった気がします。
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モニター
こんなヒロイン初めてです。航空機のパイロットで、ハーレーも乗りこなす。精神的にも経済的にも自立している女性です。ヒーローは、ヒロインの義父兄の頼みで、ヒロインと行動を共にし監視します。お互いに魅かれていきますが、ヒロインは義父兄のせいで、ヒーローはヒロインの隠し事のせいで、疑心暗鬼となります。登場人物全員が、根本的に良い人達なのですらすらと読む事が出来ました。
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モニター
ヒーローは、ヒロインを厄介者扱いする異父兄の親友。お互い「好きになってはいけない人」と意識しているので、かえって興味をかきたてられ、どんどん惹かれあっていく過程が、このお話の読みどころのひとつだと思います。ヒーローではなく、ヒロインがパイロットという設定もよかったです。シリーズものの2話目ではありますが、このお話だけでも充分満足できると思います。
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モニター
生みの母ジャクリーンと異父兄であるトレントがいるHAMC航空管理会社に、死んだ父と同じパイロットとして入社した主人公ローレン。そんなローレンが、トレントの親友のゲイジの専属パイロットとして任務をする事になり…。好きになってはいけない相手だと分かっていながらもときめき、お互いが本気で恋していく様子が情熱的に描かれていて、とても読みごたえがありました。作者のエミリー・ローズ氏の描くこの本は、女性的な目線で細かいしぐさも丁寧に書かれており、すべての情景が目に浮かんでくるようでした。是非ローレンとゲイジのその後も読んでみたくなりました。
大学生のころからつき合っていた夫と四人の息子とともに、ノースカロライナで暮らす。十二歳のころからロマンス小説が好きだった。趣味はキルトづくり、料理(特にチーズケーキが得意)、そしてカウボーイに関すること。息子たちの野球の試合を熱心に観戦する母でもある。