ハーレクイン・シリーズ

非情なウエディング
予期せぬ結婚 Ⅱ
明日、わたしはロシアに嫁ぐ。見知らぬ億万長者に買われて……。
「あなたの身代わりとなって、ロシア人と結婚しろというの?」双子の妹アレクサの頼みに、アリッサは仰天した。しかも、相手は石油長者のセルゲイ・アントーノヴィッチだ。彼が期間限定の結婚相手を求めていると知ってアレクサが高学歴の姉の名を使って応募したところ、面接試験を通り、すでに多額の契約金も受け取ったらしい。だが、妊娠中だから、アリッサに代役を頼みたいというのだ。「これで、お母さんは家や店を手放さなくてすむわ」母を助けるためにもうお金を使ったと聞き、アリッサは観念した。妹が交わした契約に恐るべき条項があるとも知らずに。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2010年10月05日
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- 著者
- リン・グレアム
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- 訳者
- 漆原麗
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- 定価
- 723円(税込)
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- ISBN
- 978-4-596-12540-8
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- 書籍番号
- R-2540
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- ミニ
シリーズ - 予期せぬ結婚
- ミニ
北アイルランド出身。七月三十日生まれの獅子座。十代のころからロマンス小説の熱心な読者で、初めて自分でロマンス小説を書いたのは十五歳のとき。大学で法律を学ぶと同時に、十四歳のときからの恋人と卒業後に結婚。この結婚生活は一度破綻したが、数年後、同じ男性と恋に落ちて再婚するという経歴の持ち主。イギリス郊外に家と五エーカーの森林を持ち、そこで現在、スリランカとグアテマラからの養子を含めた五人の子供を育てている。時間のあるときは大好きな庭仕事に励み、得意のイタリア料理に腕をふるう。小説を書くときのアイデアは、自分自身の想像力とこれまでの経験から得ることがほとんどで、彼女自身、今でも自家用機に乗った億万長者にさらわれることを夢見ていると話す。