ハーレクイン・シリーズ
なんて魅惑的な紳士かしら。亡父の任地だったギリシャの島で暮らすアレッサはある晩、中庭で負傷していたブレイクニー伯爵を介抱した。ハンサムで圧倒的な存在感を放つ彼に、彼女はひと目で心奪われた。その後、公邸の別荘近くで伯爵と思いがけず再会する。そして小舟で海に出た二人は、情熱に任せて抱き合う……。けれど、アレッサには島を出られない事情があった。伯爵との結婚を夢みたりしてはだめよ!やがて彼女の耳に、公邸の滞在客の噂話が飛び込んできた。伯爵はアレッサを愛人にしようと企んでいたのだ。
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- 頁数
- 256頁 / 新書判
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- 発行日
- 2010年10月05日
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- 著者
- ルイーズ・アレン
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- 訳者
- 吉田和代
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- 定価
- 901円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- ISBN
- 978-4-596-33106-9
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- 書籍番号
- PHS-6
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モニター
伯爵は常に主人公アレッサの立場を考え行動するのですが、周りの雑音や体裁に惑わされた彼女は彼の気持ちを間違えてとってしまい…さらには家族の問題やヒストリカルならではの悩みも入り…二人はなかなかうまくいきません。物語の序盤と終盤は主人公達の冒険もあり、長い話だけれど飽きません。
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モニター
とにかくアレッサがかっこいい。ヒロインがかっこよすぎるので、ヒーローがちょっと優男過ぎないか……と思っていたら、彼女の足りないところを補うように支え、導いていきます。一人で生き抜いてきたアレッサが、ブレイクニー伯爵によって「信頼する」という事がどういうことかに気付く瞬間にはキュンと来ました。それまでのアレッサの苦悩や絶望、彼女を支える彼の愛情が一気に押し寄せてくる事件は見どころです。
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モニター
場面を想像し楽しく拝読しました。読んでの感想は…主人公(アリッサ)の生い立ちが複雑でしたが、彼(チャンス)との出会い、恋の駆け引きの仕方は面白かったです。子供たちへの思いに感動もしました。最終的に彼女たちの恋は幸せな結末でしたが、もう少し先を知りたかったな…と思いました。
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モニター
ヒロインとヒーローは最初からお互い惹かれ合っていたが、ふとしたことからすれ違ってしまう。別荘で再会してからももどかしい状態が続くのですが、だんだんと気持ちが抑えられなくなっていく二人。中盤以降に怒濤の展開があり、この先どうなるの〜とドキドキしながら一気に読みました。周囲の登場人物もしっかりと描かれていて、読み応えがある作品です。
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モニター
ヒストリカルを読むのがはじめてで、時代背景など少し抵抗がありましたが、内容は盛りだくさん、身分違いの恋、かと思いきや・・・、海賊が登場、何よりとてもハンサムでヒロインを助けてくれて、強引なヒーローと読み応えがありました。大人のおとぎ話です。これからヒストリカルも読んでいきたいです。
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モニター
自立心旺盛なヒロインには、共感を覚えました。そんなヒロインを優しく受け止めるヒーローも、とても素敵。舞台となるギリシャの景色を思い浮かべてウットリしていたら。。。でも、なんと、この物語はこれだけでは終わりません。1冊で2度、3度おいしいです。
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モニター
奇異な運命に導かれ、であった瞬間に惹かれあう二人。さまざまな出来事が、二人を結び付けていくが、自立心旺盛で、不思議な過去をもつアレッサは、ブレイクニー伯爵の言葉を信じることが出来ない。二人の恋愛模様を見ていると、「ああ、今も昔も、男女の恋愛は、変わらないんだな」って、なんだかホッとしました。心の機微が、絶妙に書き込まれていて、読み始めると、す~っと作品の世界に、引き込まれました。
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モニター
タイトルとあらすじから、せつないお話だったらつらいかなあと思ったのですがそんなことはなく、一途なヒーロー、気丈なヒロイン、ふたりのラブストーリーに気持ちよく酔いました。前半、しっかりと足もとを固められた物語が後半、一気に流れだすのがスリリングでどきどきします。面白かった! ギリシアの島が舞台なのもステキ。景色や空気を想像するのも楽しかったです。
物心ついたときから歴史に興味を抱いていて、八歳のときには三ページの歴史小説を書いた。地理と考古学の学位を持ち、特定の風景や場所から、小説を書くインスピレーションを得ることが多いという。とくにヴェネチアやブルゴーニュ、ギリシアの島々からはこれまでに多くのアイデアが生まれた。作品のモデルにもなる最愛の夫とベッドフォードシャーに在住。フランセスカ・ショー名義でも執筆していた。