ハーレクイン・シリーズ
マルコ! シェイナは言葉を失った。夢のような日々を過ごしたのに、突然別れを告げ去っていった恋人。彼は卑劣にも偽名を名乗っていた。そのマルコが、島に再び現れたのだ。シェイナは息を詰め、謝罪の言葉を待った。いったいどんな言い訳をするつもりだろう。けれど、目の前のマルコはひどくよそよそしい。そればかりか、彼は驚いた顔をして言った。「謝るって、なにを?」シェイナは耳を疑った。「君が誰だか、僕にはわからないんだ。なに一つ思い出せない」
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2010年10月05日
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- 著者
- レイ・モーガン
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- 訳者
- 沢田由美子
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- 定価
- 723円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- ISBN
- 978-4-596-22125-4
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- 書籍番号
- I-2125
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モニター
失った2週間の記憶を取り戻したいという最大の目的が、自分ではなく仕事のことだとわかった時の、シェイナの空虚な気持ちがよく伝わってきます。「二人の間には確かに何かがあったはず・・」というマルコの情熱は、2人がそれぞれに隠していることがあるために、シェイナは素直に打ちあけることができない。じれったいと思っているうちに、一気に読み上げてしまえる作品でした。
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モニター
幸せとは何か・・・永遠のテーマですよね。お金じゃないって言い切れるといいのですが。親が思う子への愛と子供が望む親の愛の違い、自分の意識と世間でどう見られているかのギャップに悩みつつ一生懸命自分自身を取り戻そうとしていたときに堕ちた愛と誤解のしかかる責任。ヒーローは裏切られたと思われている彼女の心を取り戻せるのか・・・初めて読む作家さんでしたが楽しかったです。
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モニター
2人で過ごした記憶をなくしたヒーローと、不信を抱きながらもヒーローに惹かれる気持ちが抑えられないヒロイン。ヒーローの記憶を取り返す手助けをしながら、2人で過ごした軌跡をたどり、最後には誤解をも乗り越えて愛を取り戻します。2人の心情が細やかに表現されていて、ちょっと切なくなったり、ドキドキしたり。穏やかな中にも、ちょっとした緊迫感がアクセントになっていて、リゾート気分も満喫できます。
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モニター
始まりは記憶を無くしたマルコの視点で始まるのですが島で過ごしたはずのなくした記憶を探りに記憶の鍵を握るシェイナに会い惹かれるマルコ。記憶がないままシェイナと過ごすうちにさらに惹かれていくマルコですがシェイナにはマルコに隠してる秘密があり複雑ですが記憶が無くてもまた同じ人を愛するようになる確かなマルコの気持ちが永遠の愛を感じさせます。
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モニター
美しい海と砂浜、神秘的な洞窟や輝く夕焼けとローマ時代の彫像のような容姿端麗なイタリア人男性との燃えるような恋。そして甘い甘いラブシーンにドキドキしっぱなしでした。いつ記憶が戻るのだろうとハラハラしましたが、最後のどんでん返しが痛快で他の作品も読んでみたいと思いました。ロマンテックな情景が沢山出てくるので映画好きな人にお勧めです。
人生の大半を過ごした西部の雰囲気が大好き。無骨な荒くれ男だろうと、都会に暮らす粋な男だろうと、ロマンチックなヒロインを魅了するのは男の野性味だと信じて疑わない。彼女自身もそんな西部の男のひとりと結婚して二十年になり、いまは南カリフォルニアの家で四人の子育てに忙しい日々を送っている。